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2024/02/09_病院のシステムの残念さ

病院薬剤師→医療マーケティング→メディカルコールセンターへ転職しました。

voicyで聞いて考えたことを書きます。

今回の放送では、医療ではデジタル化がある程度進んでいるが、ユーザー側の問題で導入が進んでいないとのことでした。

病院薬剤師として働いていましたが、確かにデジタル化が進んでいないと感じています。

医療を受けるユーザー側と医療現場側にも問題があるように思います。
医療を受けるユーザーはデジタルに慣れていない、高齢者が多いです。
その高齢者に合わせてシステム設計がされているので、紙の運用が主となっています。

電子カルテの設計が各種ベンダーで違っていること、各病院でそれぞれカスタマイズをしていて統合が難しいことがよりデジタル化に進んでいない要因なのかなと感じています。

電子カルテを統一した企画を厚生労働省で決め、全国で同一のものにすれば、データとしても均質性が保たれ、解析分析がし易いと思います。

また、会計データ、検査科システムなどもバラバラであるのでそれも統合して設計したシステムがあると無駄が発生しないと思います。

現状、各種ベンダーでバラバラのシステムを無理やり連携させている感じです。そのため、どこかで不具合が起きたり、現場で個別カスタマイズが進んでしまい、ますますデータ統合が難しいことが起こっています。

看護師などの業務も結局は、人海戦術の面が多く見られます。
そのため、現場は疲弊しており、眼の前の業務をこなすことで精一杯です。

デジタル化について進める部署もあるべきなのですが、資金繰りが厳しく、医療現場で全体システムについて考える余裕もないという感じです。

働き方改革で少しでもいい方向に向かっていけば良いのですが・・・

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