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台所を綺麗にするために唐揚げを揚げる

久しぶりにどうしても唐揚げが食べたくなって作った。

唐揚げ用にカットされた安いジャンボパックの鶏もも肉を買ってきて、大雑把にしょうゆだけで味付けし薄力粉をまぶして揚げる。
今日は見切り品のニンジンも買えたので、それもついでにきんぴらにした。
パック詰めの千切り野菜を買ったので、練りごまでドレッシングを作ってサラダにした。
気温が上がると生野菜が食べたくなるのはわたしだけだろうか?

【今日の晩ごはん】
唐揚げ
ニンジンのきんぴら
千切り野菜とワカメのサラダ(ごまドレッシング)
豆腐と油揚げのみそ汁
白米

調理後の油はねで汚れた台所を片づける手間まで含めて好きだ、唐揚げ。
なんというか、やりがいがある。
がっつりした揚げ物のために思うさま汚した台所を前にすると、やってやるぜという気合が湧く。
生肉を載せていたバットを洗う。
揚げあがりを載せていた網(グリルの焼き網だ)を洗う。
揚げ油の処理をする。
調理に使ったなべを洗い、食事に使った食器を洗う。
副菜に作ったきんぴらをタッパーに詰めて保存する。
ふきんとまな板を漂白する。
床をウェットシートで拭く。
ついでに冷蔵庫の扉とシンク下収納の扉も拭く。
漂白し終わったまな板をすすいで所定の位置に戻す。
シンクの内側を軽く洗い流して拭く。

食後すぐに無心で後片づけをし、すべて終わってから台所を見渡す瞬間の満足感といったらない。
この気分の良さを味わいたくて料理をしているような気さえする。
どうかすると、調理前よりも台所が綺麗になっている。
ポイントは、食事が終わったらすぐに立ち上がって片づけはじめることだ。
食後にのんびりしていると、どんどん片づけが億劫になっていく。
わたしは怠惰に過ごしたいという欲望がものすごく強いので、一度でも食後の怠惰に捕まると、いつまででも動かずに過ごしてしまう。

「全部終わったら好きなだけダラダラしていいぞ」

だから、自分にそう言い聞かせて、食後の片づけにかかるようにしている。
洗ったふきんを絞る頃には、怠惰の虫に捕まらずに台所仕事を終えられたことで、ささやかな達成感を味わえる。
すでに腹を満たしている唐揚げの余韻と相まって、まさに一石二鳥だ。


そんなわけで台所の片づけは滞りなく終わり、晴れて怠惰と仲良くソファーに寝そべって、野田彩子さんの「ダブル」を読んでいる。
5巻、早く読みたいなあ。

本当なら片づけのあとに風呂に直行できたら120点だったが、そうはならなかったので100点止まりだ。

唐揚げとそのあとの片づけ、美味しいし楽しかったのでまた近いうちにやろうと思う。


では、また。

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