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『抗がん剤治療』初回は不安しかない

さあ いよいよ 抗がん剤治療がはじまった

4月に乳がんの一部摘出手術を終えて術後の体調も良好☺ 
ほっと一息してる間もなく5月から再発防止のための抗がん剤治療がスタートした。
ちなみに、抗がん剤治療のあとは放射線治療もまっている。。

手術の病理結果から治療方針を説明され、再発防止にむけて『抗がん剤治療』と『放射線治療』していくことに決めた。
セカンドオピニオンはしなかった。
色々ネットで調べてみたけど、治療方針は納得のいくものだったし、2回の手術や外来も終えて主治医の先生との信頼関係もできつつある。

これまでの勝手なイメージでしかないけど、
『抗がん剤治療』ってがんの末期患者さんを想像していた。
(ほんとに知識不足。。はずかしい)
今回この病気をきっかけにがん治療にも病理結果によって様々なパターンがあることを初めて知った。
ちなみに、医療も進化していて、乳がんといえば、悪いところ含めて全摘出する治療方針から、腫瘍の大きさによっては、温存型(一部摘出)でホルモン剤や抗がん剤や放射線治療で治療していく方針にかわってきているとのこと。これまでの症例や治療薬の副作用防止対策も随分よくなったということも分かった。

私の場合は ①『手術』②『抗がん剤治療』③『放射線治療』の3段階 ホルモン治療はなし

① 『手術』で腫瘍(悪いモノ)の摘出し
② もしかしたら身体の細胞に回っているかもしれないがんを『抗がん剤治療』でやっつけて
③ 手術で摘出したまわりの細胞も『放射線治療』で徹底的にやっつける
という3段階治療

<『抗がん剤』治療法>
Does Dense-AC療法(ddAC)と Does Dense-PTX療法(ddPTX)
1~4回目はddACの投薬を2週間に1回 
5~8回目はddPTXの投薬を2週間に1回
合計8回16週間(約3ケ月)

ddACとddPTXの投薬後 
白血球減少による感染症リスク防止のためにG-CSF(ジーラスタ)という皮下注射
通常3週間に1回投与するところ、短いサイクルでより効果的にがん細胞を攻撃するというもの
そのため白血球の数が低下するのを防ぐため投与の24時間後以降にG-CSF(ジーラスタ)で身体のダメージをできるだけ少なくするというもの。

目的は「がん細胞」をやっつけるのだけど、同時に正常な細胞にもダメージがあるので副作用は当然おきるよね。それを8回16週間 徹底的に続けるのだそうです。

『抗がん剤』と聞いて一番心配なのは副作用

嘔吐、動悸息切れ、咳、だるさ、不眠、口内炎、味覚の変化、皮膚の異常、しびれ、むくみ、筋肉痛、関節痛、脱毛・・・

いずれも今後の再発防止のための治療で、
もちろん 絶対ということはないことは分かっているけど
やれること 効果のあること 
は全てやっておきたいと治療方針に同意した。
プラスオプションとして
脱毛を緩和するための臨床試験である頭部冷却(これは詳しく別記事で)も行うことにした。

まだまだ 健康で楽しみたいしね。
やりたいことたくさんあるしね。髪の毛大事だしね。
そのために 頑張って治療と向き合う と思うとちょっと心が軽くなる。

でも 初回は不安しかない

あー いったいどうなるんだろう、、不安しかない、、、
人によって副作用は様々らしい。
私の場合はどんな症状がでるだろう。
仕事できんのかな??
マインドフルネスにあるがままを受け入れてと・・は思ってみても
色々想像してみたりして少し眠れなかったりした。
ジタバタしても始まるものは始まるのです。。覚悟。

お仕事への不安は主治医の先生に筒抜けで(笑
『仕事は10の内5位できれば という位に覚悟して治療したほうがいいですよ』
といわれた。
となりで主人が『そうそう その通り』という顔をしてたのが印象的☺

そして今日『抗がん剤』の1クール目(2週間)が終わろうとしている。

副作用は想定より大きな副作用はなかった。体調も気分も快調です☺

<投薬後当日>
吐き気止めの「プレピタント」を服用して60分待ち
長時間長期間の点滴のために腕に手術でいれたカテーテルポートから点滴がはじまる
吐き気止め・アレルギー予防の点滴を30分
抗がん剤「ドキソルブシン」の点滴を10分
抗がん剤「エンドキサン」の点滴を30分
約3-4時間くらいベットに張り付け状態
痛みはなく 本を読んだりスマホで気分転換したり、病気日誌をつけたりして過ごしてあっという間だった。
夕方から夜にかけて軽い吐き気 ごはんはあんまり食べられない(ほしくない)
夜 少し頭痛がするので痛み止めを飲んで眠った。朝方4時ごろ目が覚めてそこからは眠れなかった。
<投薬後翌日>
朝ごはんはあまりほしくない。
お腹は空いている感じなのでフルーツとヨーグルトだけだべた。
その日の体調は悪くないけど、気分的に安静モードでベットやハンモックで横になったりして過ごした。
時には気になる仕事もチェックしてしまった(汗
2クール目からは、投薬当日翌日くらいはデジタルデトックスしてみようかとも思っている。
<3日目>
白血球減少による感染症リスク防止のためにG-CSF(ジーラスタ)という皮下注射
この日は土曜日だったので、救急外来予約で病院へ。
診察処置は30分でおわった。
気分もよくて 車で少しドライブした。(助手席だけど)
空が青くて初夏の陽気。
副作用の不安はあるけど、はじまってしまったし、なるようになれ という晴れやかな気持ちになれた。
<4-5日目>
食欲は少しづつ戻ってきて 少しづつ食べられるようになった。
好きなもの 食べたいな と思うものを自分で時間をかけて丁寧につくってみる。
これまで できているようで できなかったこと。
これも ギフト かもしれない。
水分が少し足りないのか少し便日気味。(これも副作用の一つらしい)
仕事は意外と普通にできるけど、連続した集中はちょっと疲れる。
1時間毎に休息をとるように。2時間以上続く仕事はなるべくさけて。
あれ なんだか普通に仕事できてしまうな。。という感覚。
<6-7日目>
身体が少しだるいな熱っぽいなと思ったら
朝から微熱が 37.2
いよいよ副作用かな と それを受け入れてこの日はベットで寝ていた。
夜になっても熱が下がらず 38.1
服用されていた薬を飲んで休む。薬が効いたのか翌日は熱も下がり身体のだるさもなくなった。
<8-14日目>
微熱が下がってからは、大きな副作用もなかった。
喉の渇きや唇や爪の乾燥、時々ピリッとする腰痛が時々あった程度。
吐き気もないし食欲も普通にある。
ちょっと集中して仕事したあとや食事のあとは眠気がくることもあるが、少し休むと元気になる。

1-7日目は吐き気止めなど副作用を抑える薬を毎食後に服用していたけど、8-14日目はそれもなく、ほぼ普段通りの生活ができた。

私が通院している松江赤十字病院では、『抗がん剤治療』日誌みたいな記録冊子を提供してくれて、毎日の変化をきちんと記録に残して診断してもらうように工夫されている。マニュアルだけどとても嬉しいサービス。
どこの病院にもあるのかもしれないけど、ちょっと感動した。

不安しかなかった初回の抗がん剤1クール
個人差はあるようだけど、想定していたもよりは比較的楽だったんじゃないかなと思う。
脱毛はまだない。

そして 明日から2クール目

1クール目で様子がわかったので、気分的には余裕をもって望めそう。
さて、どんな2クール目(2週間)になるかな?
1クール目と同じような症状であれば なんとか 楽しく過ごせそう。
仕事もできるし 朝の瞑想もゆるりヨガもできちゃうよ。
そうなりますように!っと。

あるがままに
マインドフルネスに
いまを、たのしむ、すすむ。

では、次回の独り言も気まぐれに綴ります。

#Stayhome
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#抗がん剤副作用

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