2015_4月10日_036

友人とある講演会を聞きに行ったときのこと。
テーマはざっくりいうと「日本の伝統文化」。
日常とはかけ離れた内容で、
説明に使われている単語も難しく、
資料を見ながら一通り話を聞き終わった後
私の理解度は30%くらい。
ほぼちんぷんかんぷん。

自分はまだまだ勉強不足だなぁって
少し情けなく思っていたところへ、友人が言った。

「あの人の説明、ものすごく分かりにくかった(怒)!! 」

つまり、理解できなかったのは、知識のない自分のせいではなく、
説明を上手にできなかったあの人のせい。

理解できなかったという状況は同じなのに
その理由が全くもって違う2人。

そ、そうか、そんな考え方もあるのか…!

私は考え方のクセとして、何か上手くいかないことがあれば、
たいてい「あぁ、私のせいかなぁ」と自分を責めてきたので、
(自慢ではなく、私イイ人でしょとか
そういうことが言いたいんでは決してなく)
なんだ、そういう捉え方もありなのか、
と思ったら、すごく救われた気がしたのだった。

説明が悪かったから理解できなかった。
って思ったら、知識がないって落ち込む必要もないのだし、
実際そうなのかもしれない。

私はもっと、自由な捉え方をしてもいいのかもしれない。

自分の責任か、相手の責任か。

でも、これはバランスがすごく大事で、
全部が全部、自分のせいと思って抱え込むのもおかしいし、
かといって、相手のせいにばかりしていたら
それは単なる逃げにしかならないし。

時と場合によって、うまいことバランスとりながら
責任のありかを捉えられたら、自分ばかりをむやみに責めることなく
もう少し気楽に生きていけそうな気がした。


結局、あの講演は説明が悪かったのか、
私たちの知識が足りなかったのか、それともその両方なのか。
結局よく分からなかったけど、
この考え方のクセに気付けただけでも
まぁ行った甲斐があったなと思ったのでした。


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