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【#えぞ財団】連載企画「この人、エーゾ」㉜新得町”GANKE FES”主催の株式会社三友農場・友定雄平さん~物事の大小や場所は関係なく、とにかく人生を楽しんでほしいし、僕も楽しんでいる!~

もがきながらも新たなチャレンジをしている人を紹介する「この人、エーゾ」。今回ご紹介するのは、友定雄平さん。新得町の酪農家に生まれ、現在も株式会社三友農場の代表として乳牛を育てながら、地元を盛り上げるため幼馴染たちと野外音楽フェス”GANKE FES”を企画運営しています。素人3人によるフェス運営という無謀な挑戦を続けています。

友定雄平:1982年生まれ新得町出身。帯広農業高校を経て、拓殖大学北海道短期大学を卒業。新得町の株式会社三友農場代表取締役。2014年からは町おこしのため、地元新得町で野外音楽フェス”GANKE FES”を立ち上げ、実行委員長を務める。趣味はバスケ、フェス。


新得町の酪農家がなぜフェスを?「生まれ育った町を盛り上げたい!」という強い気持ち

雄大な山々に囲まれ自然豊か北海道のほぼ真ん中で、帯広市から車で1時間ほどに人口約6000人の新得町はあります。友定さんは、新得町で株式会社三友農場を営んでいて、酪農業として乳牛450頭を育てています。「当たり前ですが、子どものころから酪農や大自然というのはとても身近にありました。酪農家の家に生まれたということもあり、地元新得町で現在も酪農を営んでいます。ただ、ここ新得町も人口減少だったり、少子高齢化、農家の後継ぎ問題など様々な問題を抱えています。ただ、それを何の行動も起こさないで見過ごしていくのはどうなんだろうなという疑問もありました。自分は地元新得町が好きですし、いろんな人に新得町自体を知ってもらいたい!生まれ育った町を盛り上げたい!という気持ちは強いです」と話してくれました。
友定さんには、同じ酪農家に生まれた幼馴染2人(兄弟)がいます。鳥本純平さんと鳥本健太さんです。
友定さんは鳥本純平さんと、地元を盛り上げたいという気持ちを具体化するために、2010年からイベント企画ユニットを組み、新得町の公民館やスキー場ロッジなどで様々なイベントを企画し始めました。「最初はやってみたはいいですが、イベントを重ねるうちに、様々な課題や、そもそも『何のためにイベントをやっているのか?』という疑問もわいてきました」と当時を振り返ります。そんな苦悩を抱えつつあったタイミングで、中国上海でアートディレクターをやっていた鳥本健太さんとの会話で「新得町の魅力を掘り起こし発信することって重要だよね」という話になり、今のGANKE FESのきっかけになりました。


友定さん(中央)と鳥本さん兄弟の幼馴染3人組

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