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日本の山岳会の現状について知りたければ・・・?

(2021/4/16)更新

トレイルデザイン実践ガイド」にて Mountain Club(山岳会)について調べている時に、「日本の山岳会の現状はどうなっているんだろう?」と思って調べてみることにしました。ところが、山岳会に関する論文やら統計はまったくと言っていいほど出てきませんでした。

山岳保全の話で、今まで山を管理してきた山岳会の人手不足や高齢化の問題がよく挙げられます。しかし「日本山岳会」や個別の山岳会の成立過程に関する研究はあるのですが、包括的な研究はほとんどありません。

唯一見つかったのが、北海道の山岳会や山岳部に対してアンケート調査をしたこちらの論文です。

北海道における山岳会による山岳地管理の現状と課題

著者:中根 和之, 愛甲 哲也, 浅川 昭一郎 発行年:2001年


これによると、北海道にある山岳会は225団体だそうです。 

北海道山岳連盟     106団体
北海道勤労者山岳連盟  26団体
大学のクラブ・サークル 37団体
高校山岳部       48団体
その他         8団体
(2001年時点)

北海道だけでも200以上の山岳会があるというのは、なかなか多いと感じます。実際どんな山岳会があるのか、連盟のホームページの加入団体一覧を覗いてみました。

北海道山岳連盟 加入団体    44団体(差 -62団体)
北海道勤労者山岳連盟 加入団体 22団体(差 -4団体)
(2021年時点)

そうすると、論文の団体数とホームページ上の数には結構差がありました。論文は2001年に書かれたものなので、書かれてから20年経過しています。その20年間の間に減少したのか、なんらかの理由でホームページに掲載されていないだけなのか?また、加入団体一覧を見ると、知っているけど載っていない山岳会もあったりしますので、すべての山岳会が連盟に加入しているわけではないようです。

ということで、日本の山岳会の現状は「よく分からない」ということが分かりました。

・・・と思ったら(2021/4/16追加)

改めて北海道山岳連盟のホームページを見ていて気づいたことがありました。Web上の加入団体は上記の通りなのですが、リーフレットを見てみると加入団体がもっとありました(なぜこういうことになるのでしょうか?)。それによると・・・

北海道山岳連盟 リーフレット    81団体(差 -25団体)

前回20年余りで60以上の団体が減ったのかと思って驚きましたが、実際は25団体ということで、まだましなのかと思います。とはいえ、誰かWebページを更新しようとか精査しようという人はいないなのでしょうか?より謎が深まりました。


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参考


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