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凄まじい気迫:八月納涼歌舞伎

出演者にコロナ陽性者、濃厚接触者が続々出て、またまた途中打ち切りの危機だった歌舞伎座の八月の納涼歌舞伎。
第一部から第三部まで代役で乗り切っています。

第二部、第三部の市川猿之助さんが、もの凄いクオリティで松本幸四郎さんの代役を果たされ、話題になりました。

今回見たのは、第一部。
中村芝翫さんの息子さん、歌之助、福之助の2人が主役を張っていたのが、なんと二人とも感染。
そこで、代役が中村勘九郎さんと七之助さんの兄弟。このお二人の方が先輩のわけで、感染で舞台の質を絶対に落とさないという覚悟が感じられます。

二日間(恐らく)休演の間に演出を変え、稽古をし、本番。
最初の演目は「新選組」。

代役の二人はもちろんのこと、全員の強い気迫が伝わってきました。素晴らしいお芝居でした。
ちらしの筋書きとは流れが変わっていたし、土方歳三も出てこなかったので、変更点も多かったのだろうと推察。いつもは1分たりともズレがないタイムテーブルから5分程度短くなっていました。

主役のお二人は新選組で大活躍した後、すぐに次の演目「闇梅百物語」でも重要な役。
そんなはずではなかったわけですから、何と大変なことでしょう。
特に、七之助さんは、勇ましい剣士を演じきった30分後には艶やかな遊女になって登場。発声から身のこなしから、全く違います。
そんなはずではなかったわけですから、何と大変なことでしょう。
勘九郎さん、七之助さんは上手すぎる。

勘九郎さんのお子さん2人もしっかり舞台を努めていました。
お父さんの勘三郎さんが生きていてこの様子を見たらさぞ嬉しかったろうに・・・。

他の役者さん達、関係者全員の想いが伝わる場にいられて幸せでした。

拍手がなかなか鳴り止みません。
プロって本当にすごい・・・・感動しました。

8月26日からは本来のお二人が回復されて復帰とのころ。よかったです。


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