なにもしない

明日は、なにもしない、前の日から決めていた。

朝起きないし
お弁当は作らない

前日から宣言しておいたおかげで
家族は前の日の夜からざわざわ。

朝ごはんはどうしようか？と
夜のうちに準備したり

目覚まし時計のチェックや
普段しない学校の支度の再チェックまで。

私がいなくても起きれるんだろうか？
ご飯食べていけるのか？

なんて、一抹の不安はなくもないが
まぁ、宣言通りやってみよう。

ということで
1番に目が覚めたものの起きずに寝たふり。

そのうち起こさずとも起き
チンするだけの朝ごはんも自らセットし

なんだかんだしつつも
普段通りそれぞれ向かっていった。

なんや、いけるやん。

私がやらなくったって
自分でやらなきゃって思えば。

娘は学校で自販のパンをお昼に購入し
予定通りの1日を終えたのだ。

なにもしないをやってみると
充電されたエネルギーの高さを感じ

たまにはこんな時間をとってみるのも
ええもんじゃわ。

その夕方、学校から帰宅した娘から
ほっこり充実した母へこんな言葉が。

クラスメートの男子から
お前いつも購買のパン食べてるなって言われた。

おーーーーーーい！
こっちは毎日お弁当作っとるわーーーい！

君はどこを見て毎日パンとか言ってるわけ？
ん？

大人気なくイラッとしたが
大丈夫、見てる人は見てるしね。

毎日お弁当を作る良い母親像にも
囚われていることを実感しつつ

まぁ、良き日としようか。