「駿河台」/ 「東京都千代田区にある台地」について
駿河台(するがだい)は、日本の南関東にある台地の一つである。現在、行政区画上では東京都千代田区北部にあたる。標高は約17メートルである。
秋葉原の南西、千代田区神田駿河台一丁目と二丁目に位置する。
■駿河台の歴史
もともとは、北に位置する「本郷台地」の南端に当たる「神田山(かんだやま)」という高台(丘)であった。
江戸幕府二代将軍・徳川秀忠の命を受けた仙台藩主の伊達政宗が1620年(元和6年)に仙台堀(神田川)を開削したことにより、「湯島台」と「駿河台」に分離され、1つの独立した高台となった。
神田川を挟んで北側に位置する「湯島台」とは、「聖橋」と「お茶の水橋」によって台地上端の標高で結ばれている。
削って埋め立てしたため、今は台地ではないところもある。
■駿河台の特徴
「神田四学」という私立の法律学校4校(明治・日本・中央・専修)が明治時代に創立された。
以降、日本大学(理工学部、歯学部)や明治大学本部を初めとする私立大学や駿台予備学校などの予備校・専門学校が多く集まっている。
また、神田川の対岸には東京医科歯科大学、順天堂大学、近隣には専修大学等が存在し、国内有数の学生街となっている。
かつては中央大学や東京高等商工学校(埼玉工業大学)なども駿河台に本部を置き、明治時代には法政大学の校舎もあった。
なお、明治大学、日本大学、中央大学はいずれも法律学校から始まっている。
また、キリスト教・正教会の一員である「日本ハリストス正教会の本拠ニコライ堂(東京復活大聖堂)」が駿河台にある。
駿河台日本大学病院、杏雲堂病院など、病院が多く存在する。
また、学生向けから発展したスポーツ用品店、楽器店なども多い。隣接する神田神保町は日本最大級の古書店街である。
参照元: 「ウィキペディア」等
以上
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