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陶磁器(陶器と磁器)


日本における陶器・磁器の歴史は古く、その技法や用途、装飾方法や美の視点に至るまで、時代によって様々な変化がありました。

今回は陶器・磁器それぞれの特徴、時代背景に着目しながら、現在までどのように受け継がれてきたのか、ご説明いたします。

〈目次〉
1.陶器とは
2.磁器とは
3.陶磁器 写真ギャラリー
①信楽焼(しがらきやき)
②萬古焼(ばんこやき) 
③美濃焼(みのやき)  
④唐津焼(からつやき) 
⑤瀬戸焼(せとやき)  
⑥益子焼(ましこやき) 
⑦萩焼(はぎやき) 
⑧備前焼(びぜんやき)
⑨丹波立杭焼(たんばたちくいやき) 
⑩小鹿田焼(おんたやき)
⑪九谷焼(くたにやき)
⑫砥部焼(とべやき) 
⑬京焼(きょうやき)   
⑭有田焼(ありたやき)


1.陶器とは

陶器とは、主原料に陶土を用いており800〜1,300℃で焼いたものです。
陶土を使用することから、別名「土物」と呼ぶこともあります。

陶器の特徴としては、「熱しにくく冷めにくい」という点です。
熱伝導率が低いため、熱い飲み物を飲む場合におすすめといえるでしょう。


また磁器と比較すると吸水性が高いのですが、水を通すことはありません。
その理由としては、釉薬を施すからです。

日本の有名な陶器としては、以下のようなものがあげられます。

信楽焼 、萬古焼、美濃焼 、唐津焼
瀬戸焼 、益子焼、萩焼、備前焼、
丹波立杭焼

※釉薬(うわぐすり・ゆうやく)
素焼き段階の陶磁器の表面に塗布する薬品のことです。塗布しておけば、焼くことでガラス質になります。仕上がりにツヤ感が出したり、水の浸透を防いだりすることが可能です。

釉薬


2.磁器とは
磁器とは、主原料に陶石を用いており1,200〜1,400℃程度で焼いたものです。

具体的には、陶石を砕いて粉末化した石粉を使用します。そのため、別名では「石物」とも呼ばれる器です。

陶器と比較すると、吸水性が非常に低く硬度が高い点が特徴となっています。

また熱伝導率が高く、「熱しやすく冷めやすい」のも磁器の特徴です。

日本の有名な磁器としては、以下のようなものがあげられます。

九谷焼 、砥部焼京焼、京焼、有田焼

※陶石(とうせき)
陶磁器原料として利用される鉱物集合の一般的名称のことです。

陶石 採掘


3.陶磁器 写真ギャラリー

①信楽焼(しがらきやき)

信楽焼


②萬古焼(ばんこやき) 

萬古焼


③美濃焼(みのやき)

美濃焼


④唐津焼(からつやき)

唐津焼


⑤瀬戸焼(せとやき)

瀬戸焼


⑥益子焼(ましこやき) 

益子焼


⑦萩焼(はぎやき) 

萩焼


⑧備前焼(びぜんやき) 

備前焼


⑨丹波立杭焼(たんばたちくいやき)

丹波立杭焼


⑩小鹿田焼(おんたやき) 

小鹿田焼


⑪九谷焼(くたにやき)

九谷焼


⑫砥部焼(とべやき)

砥部焼


⑬京焼(きょうやき) 

京焼


⑭有田焼(ありたやき)

有田焼



参照元: 「中川政七商店」Webサイト、「大人の焼き物」Webサイト

以上

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