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来世で女性に生まれたら、私は女性を好きになる、そんな気がする。

カミングアウトした元バレーボール選手

先日Twitterを見ていたら、自分自身がレズビアンであるとカミングアウトした元バレーボール選手の方についてのTweetが流れていました。
それをきっかけに、その方のインタビューを見たり、動画を見たり。

彼女が同性愛者であることは私の中でスーッと、ごく自然に受け取ることができました。
なぜって、それはおそらく彼女が美人だったから。

The hole

彼女の件をきっかけに私は以前からずーっとひっかかっていた、King gnuの”The hole"という曲のPVを久々に見てみました。

あの歌の歌詞はよく知らないのですが、男性同士の性愛の場面が現れるPVで、前から気になって何度も繰り返し見てはいました。
主人公となる若い男性はバイセクシャル。男性とも女性とも関わることができる青年です。
どういうストーリーなのかを自分なりに解釈しようと何度も見てきました。

私はあのPVを見たびに複雑な心境になるのです。
PVに出てくる男性同士の性愛の描写がどうしても受け入れられない。

普段から自分は同性愛者に偏見を持っていないと、自分の寛容さに酔っているようなところがあるのですが、あの”The hole"のPVを目にするたびにその寛容さがゆらぎます。
実生活で今までゲイの方と接したことはありますが、差別的に接したりしたことは全くないとはいえ....


見慣れていないだけではないかも

そもそも日本に住んでいるとカップルがキスしたりって場面を見ることがほとんどなく、ましてや同性のカップルがキスするのを目にすることなんかほとんどないわけで、そういうところからもあのPVに違和感を覚えるのかもしれません。
単に見慣れていないという。

しかし、本当にそうだろうか?
なんか女性同士がキスしているのをどこかで見かけたら、私は心に大した波風を立てることなく受け入れそうな気がします。

私は男性の同性愛の方を心のそこから認めてはいないのかもしれません。得に性が絡むと。
海外のゲイの方々のパレードの様子などを見ていても、男性同士のカップルを素直に受け止めることができない自分に気づきます。

「レズビアンはきれいだけどね」

昔、友人だったかどうかは忘れてしまいましたが、身近にいたある男性がこんな事を言いました。
「レズビアンはきれいだけどね」と。
裏を返せば男同士の場合は美しくない、ということです。

多分私の心の中にもこの考えが根付いてしまっているのでしょう。

これからも私は、男性同士の同性愛者の方々を差別したり、攻撃するようなことはしないでしょう。
もし身近にそういう人々が現れても、普通に接すると思います。

しかし、いつか冒頭の”The hole"のPVを素直に受け止めることができるでしょうか?

私はことスキンシップや性愛に関してはどうしてもその対象が女性になってしまいます。

だから、もし女性として生まれることがあったら、性愛の対象はあくまでも女性を選ぶだろう、とそんな気がするのです。

ゲイの方々が身近にもっとたくさんいれば私も違う感覚を持つのかもしれません。


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