光がたまるところ

触れたくなる 光がたまるところ  

シルクのような柔らかな存在
撫でるように 奏でたハミング  

生きていれば 時にハッとするような
景色に出会うことがある  

胸が一気につかまれて、そこに囚われて
通り過ぎてもなお 過去に留まっていたくなるような そんな光がたまるところ  

それは誰かの内部に
秘密に そっと触れるような  

それは急に吹いた風に
突風に 輪郭を失うような  

どうしても逃げ出したくなって
飛び出した 車で 朝方  

一瞬に込められた 光がたまるところ 
そこに秘められた想いのかけらが
優しく舞っている 私を待ってる

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