🇬🇷ギリシャ旅行記⑧_ロードス島1
2023年7月5日
4番目の寄港地、ロードス島でのお話です。
ロードス島と言えば、塩野七生先生のロードス島攻防記、十字軍、聖ヨハネ騎士団、世界の七不思議の巨像、ロードス島戦記…、オタクなら一度は聞いたことあるような言葉がそこここに出てくる素晴らしい島です。
因みに日本のファンタジー作品、「ロードス島戦記」は全く関係ないです。
ロードス島は1日船が停泊します。
今回は午前中のお話。
皆さんがふんわり想像するロドスタウンからバスで45分位離れたリンドスに行ったお話です。
ロードス島の雑な紹介
ドデカネス諸島に属し、ギリシャ共和国で4番目に大きい島。
主に観光で成り立っており、漁業や酪農も少ししている。
世界的にバカンス地として大人気で、島内の人は5月~10月は休みなく働き、あとの半年はゆっくり過ごします。オフシーズンはお店やホテルもだいたい閉めています。
飛行機でカイロまで1時間、イスタンブールまで1.45時間という立地から、古代ギリシャ時代よりポリスが設立され、エーゲ海の要所として古代より栄えてきました。
世界七不思議に数えられるロドス島の太陽神・ヘリオスの巨像や、聖ヨハネ騎士団(ホスピタル騎士団)の遺跡、リンドスをはじめとする古代ギリシャ時代の6つのポリスなど、見どころは沢山です。
宗教も多彩で、ギリシャ正教を筆頭に、オスマン帝国の名残としてムスリムも多いし、ユダヤ教も多く、ギリシャ最古のシナゴークもここにあります(疲れすぎて見逃した)。特に20世紀初頭はユダヤ人が島の三分の一をしめていましたが、第二次大戦時のドイツ軍突撃により、島のユダヤ人の殆どがアウシュビッツに移送、または殺害されました。
神話時代
ゼウスが国生みや領土仕置きをしていた時、次に生まれる島を太陽神ヘリオスに与えます。
その島はバラが咲き乱れる美しい島であり、この島をロードス島と名付けたといいます。
ロードはローズを意味します。
そこからこの島は、「太陽とバラの島」と言われるようになりました。
人類史
新石器時代より人が住み着き、
古代ギリシャ>ペルシア>古代ローマ>ビザンチン帝国>オスマン帝国>ギリシア領
となります。
朝
起きて朝ご飯を食べにレストランに出たらすでに到着していて、外にはロードス島の城壁跡が見えた時にはなかなか感動しました。
朝は寝てる人もいるので船内放送はありません。
早朝のオプショナルツアーに参加する人は寝坊しないように気を付けます。
リンドスの町並み
到着7:00
最終乗船17:30
今回はクルーズ船に無料でついてくるツアーでリンドスに行きます。
このクルーズ船は、トルコのエフェソス遺跡と、ロードス島のリンドスツアーは乗船料金に含まれています。
他はオプショナル。
ロドスタウンから45分位バスで南に移動します。
コロナ禍以降、日本人参加者が少ないので日本人は外国語話者のバスに乗せられます。今回は英語話者のアメリカ人の団体と相乗り。
ただ、英語の説明もすごくわかりやすい発音で、ロードス島の1年の過ごし方、経済や産業、宗教の事、歴史、地震も多い、ギリシャ神話の神々が後にローマ、キリスト教の神々と同一視されること(ヘリオスがアポロンとか)など、話していました。
あと、古い町が多く発掘調査をすれば色々出てくるんだろうけど、上に家が建ってるから調査できないとか。
そこで研究家たちは、地震を待っている。という話もしていました。
ギリシャの島も結構地震が多いみたいですね
リンドスのアクロポリス
アクロポリスはアテネの有名なアレだけとは限らず、
アクロ=上にある、てっぺんにある、の意。「アクロバット」の語源
ポリス=都市、の意
で、てっぺんにあるポリスのことを「アクロポリス」と言います。
因みに「ネクロポリス」とは、
ネクロ=死者、RPGやファンタジーで出てくる「ネクロマンサー」の元
なので、死者の都市=墓場を意味します。
その他
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