MUP 第39回 ウサギ限定ライブのまとめ【スモールビジネス編 】


今日は「明日から始められるスモールビジネスの作り方」

独立起業の成功率を少しでも高めるには、まずは「小さく始める」ことが重要になってきます。

•出来ない奴が出来るやつ(大手)の真似をするな。

•スキルを付けたり、学んだりすることは大事だが、実は今出来ることで十分ビジネスは始められる。

そもそもビジネスとは何か?

答えは需要と供給です。
つまり「あなたが提供出来る価値を、欲しい誰かがお金を出して買う」
ということです。


例えば、あなたがWEBサイトを作れるとする。
飲食店100件回って「無料でWEBサイト作りますよ!」とセールスすれば
何軒かはOKを出してくれるはず。
そこから「じゃあチラシは作れないの?インスタ運用できない?動画は作れない?」と次のビジネスに繋がってくる。

こうゆう風に今出来る事、今自分が提供出来る価値を加速させるためにはどうしたらいいか。

それを今回解説していきます!


例:タクシードライバーは日々のノルマがあるし、時には酔っ払い客を対応しなきゃいけないし、夜中も運転しなきゃいけないし…と中々タフな仕事だが、

介護事業の送り迎えは、不自由な人を助ける仕事として人から感謝される。

どちらも同じ「運転」という行為だが、介護事業の方が給料は高いし、何倍もヒトから感謝される。

ここからわかるのは、「何を売るか」ではなく「どこで誰に売るか」が重要になる、という事。

Small Business 3 Rule
①コスト戦略
②動的価格(DP)戦略
③コミュニティ戦略
①コスト戦略

コストを持たない仕組みを作れば、初期投資はいりません。

例1:
カフェの遊休時間の活用する。
→深夜の営業時間外にバーを開きたいヒトを探す。

お寺やコンビニの駐車場などの遊休スペースを活用する。
→寺ヨガ、その地域の農家さんを集めて駐車場でファーマーズマーケットを作る。

つまり日常に溢れる需要と供給を探す、という事です。
忙しい時にだけピンポイントでバイトを雇って人件費をなるべく削りたい!という飲食店オーナーの需要
暇な時だけピンポイントでバイトがしたい!というフリーターや大学生の需要を掛け合わせて出来たビジネスが「タイミー」ですね。
この二つの需要に対してサービスを供給しています。

これがコストのかけない隙間ビジネスですね。


例2:
あなたが美容院を新規オープンしたとします。
チラシを作りたい!となった時に自分一人で作ると4万円で3000枚しか出来ないが、
近隣のカフェ、エステ、居酒屋、保育園などと共同で作成すれば同じ4万円でも18000枚の作成出来る。
近隣のお店も同じようにチラシを作りたいんです。
みんなの共通の悩みをクロスさせてコストを削減する。

これがクロスコスト戦略です。

そして地域に根差したビジネスの場合は、
地域LINEグループを作りましょう。「シモキタをもっと盛り上げようの会」
同地域の他業種を掛け合わせて巻き込んで、情報や顧客を共有する味方を作ることが出来ます。


②動的価格(DP)戦略

次は正しいプライシングのやり方です。

一般的なプライシングは、お店を作る→メニューを作る→プライシング
ですが、これだと天井を突き破れません。

どうゆうことか。

価値のあるプライシングは、まず
自店の損益分岐点の上にハッピーラインを作ります。

例:
損益分岐点が500万円だとする。
でも500万を売上てもトントンだから満足は出来ない。
自分が満足出来る売上のラインは1000万円だ!←ハッピーライン

この1000万円のハッピーラインに売上を持ってくるには、ハンバーガーを相場の500円じゃなく、1000円で売らなければならない。
→500円UP分の価値を考えるようになる。

だから木箱を付けたり、リボンを巻いたり、箱を開けたらスモークが出てきたり、店員はTシャツじゃなくスーツを着たり…
付加価値と体験を商品にくっ付ける意識に変わる。

TODOを決めてからプライシングをするのではなく、
プライシングをしてからTODOをする。

これが正しいプライシングです。

そして正しいプライシングが出来た商品が無事売れまくったとします。

そしたら必ず値上げをしてください。
そしてその値上げに見合うサービスを付加してください。

売れまくったら値上げと価値の付加
→少し販売数は下がる、でも価値が見合ってるなら必ず新しい層を取り込めます。

多くの経営者は売れまくってる商品に甘んじてそのままで売り続けます。
需要が上回ったら供給は強気にしましょう。
そして常に改善と改革をします。
そうしないとどこかで飽きがきてしまいます。
新しい供給をし続ける刺激がリテンションを高めるのです。


そして次はスキルの前後プロセスという考え方です。

例:
今あなたの提供出来る価値(CAN)が動画編集だとしましょう。

そのCANだけだと相場は5万円程です。

ここで多くの人は、価値を高めるために動画編集スキルや動画のクオリティをあげようとします。
これではモノ思考です。

ですが動画編集の前後のプロセスを考えると、
なぜクライアントにとって動画編集が必要なのか(WHY)
この動画によって今までよりも効率的に広告をリーチ出来るんだ。というプランニングが出来ます。

そして動画を作った後は、次はインスタでの活用術、YouTubeの投稿の仕方など(HOW)をオペレーションすることが出来ます。

プランニング→クリエーション→オペレーションというプロセスが出来る
メディアコンサルタントという仕事になる。

コンサルタントの相場は50万円程だとすると、前後プロセスをくっつけるだけで10倍もの報酬に変わります。

こうすればCANの平均相場の戦いから一抜け出来ます。


そして次はアンバンドルスキルという考え方です。
※アンバンドルとは… 一つにまとめられた商品やサービスを細分化して個別の価格を付けて提供・販売すること。

例:
銀行というビジネスは、預金•送金•海外送金•融資•投資•ローンなど様々な価値がある。
それをアンバンドルすると、
海外送金に特化したサービス「トランスファーワイズ」
投資に特化した「ウェアルスナビ」

ここだったら大手に勝てるというマスで勝負する。ということです。

そしてこのアンバンドルスキルで、一つのサービスに絞る時に大切なのが
ヴァリューの付け方です。

ヴァリューというのは価値そのものです。

例1:
高級イタリアンでお弁当に入れるミートボールをコースの中に組み込んでも9割の人は気がつかなった、そして隠しカメラでは「美味しい」とさえ言っていた。

つまり「美味しいからいいお店ではなく」
「いいお店と認識してるから美味しい」

ですが多くの飲食店は味そのものが1番の価値だと思っているから、味の向上ばかりに集中してしまう。

これはお店のヴァリューを味につけている。ということになります。
こうなると競合との差別化はしづらく、大手には負けます。
安くて美味しいお店なんて日本には数えきれない程ありますよね。

例2:
美容師も一緒です。
「髪を切る」という商品(モノ)にヴァリューをつけると、競合との差別化は難しいです。

ここで「本質的になぜヒトは髪を切るのか」というWHYを挟みます。

「単純に髪が伸びてきたから切りたい」じゃないですよね。それなら全ての美容院は1000円カットになるでしょう。

「世界にあなた一人なってもそれをしますか?」

多くのヒトの答えはNOです。

世界に自分一人だけになったら、髪をきれいに整える必要はないと思うからです。

つまりヒトが周りにいて、その人たちによく思われたいから美容院に行くのです。ヒトが周りにいるから(他人の目があるから)、ヒトはお洒落に、カッコよく、可愛くなりたい思うのです。

つまり「髪を切る」という商品(モノ)にヴァリューをつけてはいけない。ということです。

髪を切った後、人に見られるシチュエーションは、
会社に行かなきゃいけない、彼氏とデート、パーティに行く、SNSにアップする…

そして「SNSにアップする」という行動にヴァリューを付ければ
「美容院の中にフォトブースを作る」という施策になります。

スタッフの研修も同じです。
「髪を切る」という商品(モノ)にヴァリューをつけていたら、
カットの練習の研修になりますが、
「SNSにアップする」という行動にヴァリューを付ければ
写真や動画の撮り方やインスタの運用などの研修になります。

ヴァリューポジションを理解出来ると競合との競争に巻き込まれません。
アンバンドルで細分化して決めた市場で戦い抜けます。



③コミュニティ戦略
そして長くビジネスを続けていると、必ずどこかで「新規顧客が来ない!」という壁にぶち当たります。

ここで重要になるのが「イチゴーの法則」です。
新規客を獲得するのは、既存客を再び来店させるよりも5倍のコストがかかるというものです。

だから多くのお店がホットペッパーや食べログに何万も何十万も販促費をかけるのです。

ここの注力を既存客にすれば5倍の効果があるということです。

例:
お店で常連さんを集めてイベントを開く、BBQ大会でもクリスマスパーティでもインスタ運用教室、朝ヨガ、なんでもいいです。

ここで大切なのは、どんなイベントやるかじゃないです。
どれだけお客さん同士を繋げれるかです。

お客さん同士が繋がってプライベートでも会う程になれば、お店はその人たちのハブ(中心地)になります。

お客様同士を繋げることによって、コミュニティを作って、コミュニティを育てて、常連さまをよりがっちりホールドするのです。


まとめ

スモールビジネスを始めるには、
まずコスト戦略でコストを出来るだけかけずに始める。
•日常の需要と供給を見つける隙間ビジネス
•同じ悩みを持つ同士とともにコスト削減するクロスコスト戦略

正しいプライシングで商品に付加価値と体験をくっつけたら
売上が伸びたタイミングで値上げして、さらに見合う付加価値をして常に改善と改革をする。
そしてスキルの前後プロセスでメディアコンサルしCANの平均相場から一抜けし、
ヴァリューポジションを正しく置いて、競合との競争から一抜けし、
アンバンドルで細分化して決めた市場で戦う。

長くビジネスを続けて「新規顧客が来ない!」という壁にぶち当たったら
地域コミュニティ育てるために、顧客同士を繋げて、新規客よりも既存客に注力し、お店をハブ化する。


実践あるのみ。




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