MUP 第47回 ウサギ限定ライブのまとめ【会計ベーシックデザイン編 ♦︎税金のハナシ♦︎】
こんにちは!
今日はみんな大好きお金の授業!
早速やっていきます。
▶︎課税の流れ
収入ー控除(経費)=所得
税金は所得にかかってきますね。だから所得税。
つまり控除や経費が多ければ、所得税は少なくなります。
では控除とは何か。
個人個人の生活環境の違いを公平に反映させるため。の優遇です。
例:
専業主婦の奥さんと子供が3人いるAさんと、独身のBさんでは
もちろんAさんのほうが生活費や教育費など多くかかりますね。
その経済的な不利なAさんにBさんと同じ税金をかけるのは
可哀想ですよね。
だから扶養控除などを引いてあげてかかる税金を少なくして上げるのです。
そして所得税とは、
•所得にかかる所得税(5〜40%)と
•住民税(10%)
があるので、「ざっくり15〜55%所得税は払わなきゃいけないんだー」
と考えてください。
所得税に大きなふり幅があるのは、所得が多ければ多いほど税率が増える「累進課税」という仕組みによるものです。
お金を多く稼ぐ人からは税金いっぱい取っちゃおう!ということですね。
例:
年収1000万のサラリーマンの場合。
❶給与収入(1000万)
ー給与所得控除(195万)
=所得(805万)
❷所得(805万)
ー所得控除(扶養控除、社会保険料控除、医療費控除など給与所得控除以外に受けられる控除のことで、そのひとつに基礎控除もある。全部で14種類。ここでは98万だとする。)
=課税所得(707万)
❸課税所得(707万)
×所得税率(23%+住民税10%で33%)ー636,000(控除額)
ー税額控除(税額から直接差し引くことができるもの。自分で確定申告。住宅ローン控除や配偶者控除など。)
=所得税額169万円
つまり手取りは831万円。
図で言うとこうゆう流れです。
(引用:https://ten-navi.com/hacks/article-356-29105)
ここにさらに社会保険が入ってきます。
社会保険額は、
課税所得(707万)×14.4%=101万
所得税も住民税も社会保険も控除を引いた後の課税所得に税率をかけます。
このサラリーマンは270万円持ってかれます。
つまり手取り(可処分所得)は730万円となります。
▶︎お金が残る3つの魔法
魔法❶
端的にいうと、個人事業の開業届を出して、生活費を経費にして課税される課税所得を減らす。ということです。
一般のサラリーマンや雇用側の人は、経費という概念がないので
課税され、保険料を支払った可処分所得から生活費を捻出しますね。
ようは、いろいろ引かれた手取りの給料で生活費をやりくりしますよね。
ですが事業をやっている人は、カフェでコーヒーを飲む、レストランでディナーを食べる、洋服を買う…ほとんどのことを経費化して
所得から引いて課税所得を減らすことが出来ます。
例:
自宅が8万円だとします。サラリーマンなら支払って終わりだが
事業主はこれを経費にして、半分の4万円を経費として認められたとすると、
4万円分課税所得が減る。
税率が20%の個人事業主なら、
認められた経費40000円×0.2=8000円
すなわち8000円税金が安くなる。
経費になる、ということは
「その認められた経費 × 税率%=安くなる税金額」
この事業主の仕組みをサラリーマンでも出来ますよ!
というのが魔法❶です。
家賃、飲食代、通信費、駐車場代、車、水道光熱費、旅費交通費etc...
事業に関連するものであれば経費化することが出来ます。(不正はダメです)
手取りから支払うのが馬鹿馬鹿しくなってきますね。
魔法❷
年収が上がれば課税所得も上がってかけられる税率も変動しますね。
課税所得が低い人は税率は低いし、高い人は税率も高い。
これが累進課税、でしたね。
ではあなたが課税所得が1000万円の高級取りサラリーマンだとしましょう。
所得税率43%(住民税含む)をかけて ー控除153万
=277万円が課税額です。
これを自分と奥さんを別々の事業主または法人化をして
500万円ずつ分散します。
500万×税率30%ー控除43万
=107万/1人
足して214万円の課税額。
実に63万円の節税ができました。
魔法❸ 損益通算
サラリーマンが個人事業主として事業を始めて売上を上げると、
サラリーマンとしての課税所得(給料から控除を引く)
+事業所得(売上から経費をひく)
↑に対して税率がかけられますね。
ですが事業所得は先述した通り、事前に経費化をすることによって減らすことができますね。
では、経費が事業売上を上回ったらどうなるでしょうか。
例:
事業売上が200万円
経費が400万円
ー200万円の事業赤字
サラリーマンとしての額面収入が500万円
ー給与所得控除144万
ー所得控除84万として(社保控除36万、基礎控除48万)
ー200万円の事業赤字
72万円の課税所得×税率5%
=3.6万円の所得税額
となります。
ではこの経費400万が実質的に生活費だとしたらどうでしょう?
生活費が経費化されて所得税額はたったの3.6万円です。
では比較として、サラリーマンの給料の額面700万円とします。
ー給与所得控除は180万
ー所得控除は仮に上と同じ84万円だとして
436万円の課税所得×20%ー控除42万
=45.2万円の所得税額
40万以上の違いがありますね。
もう一度言いますが、生活費を全て経費化したり不正行為はダメです。
ちなみに事業売上、サラリーマンとしての所得の合計よりも
経費が上回って完全なる赤字になった場合、次の年から3年間その赤字分が控除されます。
▶︎減価償却
減価償却とは、高額の設備投資(車やパソコンなど)を購入した時、
その購入代金を、購入した年に一度に経費とするのではなく、
分割して少しずつ計上することです。
たとえば、300万円の車を買ったとします。
この時「今年は車を購入したので、300万円経費にします」と、
300万円すべてを経費とするのではなく、
「今年は50万、翌年に50万、2年に50万円…」というように、
300万円を何年かで少しずつ経費にする、ということです。
なお、耐用年数は固定資産ごとに決められています。
つまり減価償却しなきゃいけないような固定資産は
中古で買うことが良いとされています。
既に減価償却されていますので。
車は3年落ちが良いとかよく聞きますね。
以上になります。
ではまた!
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