MUP ウサギクラス week11 まとめ 【企画設計スキル】

week11が解禁されたのでまとめていきます。

今回は企画設計スキルです。

前回は、浮かんだアイディアをロジカルに概算し（フェルミ推定）、
3C分析→SWOT分析→4P分析→デプス調査→ペルソナ設定→市場調査
でしっかりと自社と他社を把握、比較し、
市場調査をして自社のサービスの市場規模や価値がどれくらいあるのか。
を論理的に突き止める。

というところまでやりましたね。

そして商品やサービスが問題なく、これなら勝てる！と確信できたら

それを資料に落とし込んでプレゼン、提案をしていかなきゃいけません。

上手く伝わるように資料作成することはもちろん、
より効率的に作成できなくてはいけないのです。

資料を作っている時間は売上をあげれませんからね。

さくっと、よりクオリティの高い資料を作りましょう。

今回は実際にLIMがマツダ株式会社に提案したクライアント資料に沿って校長が解説してくれます。

以下の流れで資料作成されています。

AGENDA

目次ですね。
これからプレゼンする内容を段階ごとに分けたものを最初に持ってきましょう。

課題の定義

まずはじめに課題を提示します。

ここで重要になってくるのが、左側の目次部分です。

クライアントがどこの話をしてるのか分からなくなって、道に迷うことがないようにします。

1、2、3の課題を口頭ではより詳細に伝えていきます。

課題解決スケジュール

次はその課題をどのようなスケジュールで取り組んでいくかを説明していきます。

①の受け皿の構築というのは、どれだけの金をかけてマーケティングをしても誘導した先のHPやインスタアカウントが魅力的ではなかったらなんの意味もありませんので、誘導先になる受け皿（インスタ）をしっかりと作り込むことが重要です。

受け皿を作り込み、構築ができたら ②認知拡大を様々な施策で実施し、
５ヶ月目からは③継続的な集客の施策を実施していきましょう。
といった流れです。

課題ごとの解決策提案

次は課題解決スケジュールの①②③に対して、実際に行う解決策を提案していきます。

①受け皿の構築（スタート〜1ヶ月目）

弊社では業界トップのノウハウがあります。
それを生かして御社のインスタグラムアカウントをゼロから運用が可能です。
全てのプロセスを弊社が行います。
10万人のフォロワーの増加を目標と致します。

•マツダUSAではアカウントの構築ができているが、日本版ではほとんど未着手のため、まずは日本向けの洗練されたアカウントページの構築をします。

•ある程度のアカウントクオリティが担保でき次第、システムの導入の開始でアカウントブランディングを付けます。
（行列のできるお店には並びたくなる心理と同様。
アカウントにフォロワーをある程度つけないとそもそもでいくら拡散しても増加しづらい。）

②認知の拡大（2ヶ月目〜5ヶ月目）

体験＆来店型PR拡散
「MAZDA×インスタグラマーTRIP」で、多くの人から支持を集めるライフスタイル系インスタグラマー達を起用しドライブ企画を実施します。

•芸能人やアスリートが出演しているCMは、モデルが着ている服のように一般人はイメージをしづらいが、
より一般層のライフスタイルに近いインスタグラマーが自信のアカウントで発信することによって身近に感じて「MAZDA車に乗っている自分」をイメージしやすいのです。

弊社分析システムを活用し、25歳以上の旅行好きのフォロワーを持っているインスタグラマーを3ヶ月に渡り毎月3名キャスティングします。
そこに一次拡散を行いまずは自己メディアへ誘導。

•高校生のフォロワーを多く持つインスタグラマーをキャスティングしても、高校生は車を買わないので意味がない。
•実際にインスタグラマーがMAZDA車に乗っている写真を撮影し、タグ付け投稿し、適切なフォロワーに対して認知の拡大を実施します。

③継続集客施策実施

最終的にインスタグラマーが写った写真などをアカウントやHPに起用し、ブランディングの構築と話題性の創出を目標とします。
その完璧な受け皿となったアカウントを各媒体に一気に拡散し未開拓層のファン獲得を行います。

•例：TABILABOなどに「インスタで話題！マツダ女子の魅力とは」特集を組んでもらうキャスティングを行い、インスタをやっていない新規ターゲット層を獲得します。

未来的メリットとコスト提案

具体的な解決策提案が出来たら、次は実施した後の未来の姿、つまり得られるメリットを伝えましょう。

①自社媒体獲得
テレビCMやチラシのようなランダムな単発広告に毎回コストや時間を費やすのではなく、自社にて発信力のある強い媒体を構築することによってボタン一つで数十万人の適切なターゲットへ認知できる。
より効率的なマーケティング。

②二次的効果獲得（採用活動や取材）
企画力によりインスタ集客だけではなく採用や取材など二次的効果を大きく狙った運用をする。

この二つのメリットによりこれからインスタグラムは御社にとって大きな資産になります。

コスト提案
view毎の比較を提示します。

•ポスティング
印刷代1枚 2.8円
一軒5.5円
室内到達率32％とし
1view26円
メリット
■エリアに特化できる
デメリット
■都度制作、印刷、発注、配布が必須
■ターゲットセグメントが不可
■クレーム率が高い

•雑誌
発行部数13万部
販売部数11.2万部
制作300万円
掲載料1ページ230万円とし
1view47円
メリット
■世代、性別にターゲットできる。
■ブランディングに繋がる
デメリット
■掲載、制作費が高額
■ハイクリエイティブセンスが必須
■都度制作、印刷、発注が必須

•リスティング
1view278円
メリット
■世代、性別、エリアターゲットが可能
デメリット
■出稿プロセスに深い知識が必要なため大手が圧倒的に強い。
検証や実施に手間と時間とコストがかかる。

そして弊社システムでは、1フォロワーあたりのリーチ数で試算し
1view7円
メリット
■深い世代、性別、エリアターゲット、興味ターゲットが可能。
■一度フォローしてもらえば投稿するたびに再認知可能
■面倒な編集や撮影は一切不要

お見積もり

最終的なお見積もりをします。

インスタグラム丸ごと運用（撮影含む）6ヶ月
￥6,100,000
インスタグラムPR拡散（月3名）6ヶ月
￥4,500,000
システム利用料 6ヶ月
￥238,000
メディア掲載 単発
￥1,000,000
ディスカウント
−￥1,000,000

合計￥10,838,800

これが提案資料の流れであり、
企画設計スキルです。

この流れでわかりやすくプレゼンが出来れば、相手がもし決裁権を持っている立場の人じゃなくても、その人が上司に伝えることも簡単にできるので
成約率は上がります。

社内でも、社外でも提案は必ず必要なスキルですね！

実践あるのみ！