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政治家事務所での唯一無二の経験

2023年3月、
つまり大学三回生になる春、

「社会のために自分ができることをしたい。」

そう思ったのがこのインターンに参加するきっかけだった。

本音を言うと、初めはインターンなどまだ始めるつもりはなくて、ただ家のポストに入っていたある政治家のチラシのボランティア募集という文字を見て、「面白そう」と思ったのがきっかけだった。

政治に関心を持ち始めたのは、大学の英文学の授業だった。

その授業ではジョージオーウェルの「動物農場」という作品を扱った。

恥ずかしながら、私は彼の文学を後にも先にもまだこの作品しか読了していない。数年前から積読に放置されたままだったので、そろそろ読み始める。


ジョージオーウェルは、
全体主義国家の本質や残酷さを描きつつ、
読者に社会の現状を問いかける英国の作家である。

私はこの作品を読んでいく中で、

「(国の)リーダーの言うことは全て正しいのか」

という問いを受け、
多数決で決まることは本当の意味で正しい民主主義の形なのか、また、現在の社会で民主主義における良い循環は得られているのだろうかという疑問を持った。

自分ができることは少ないとしても、
何か社会に訴えることができるのではないか。

☀︎


私は過去の自分も含め、政治に関心を持つ若者が少ないことが今の現状だと思うが、これは少し危険なことなのではないかと思う。

自分たちの未来を自分たちで考えて行動しなければ、
得たいものは得られないということ。

大人たちが作ってきたものを与えられているだけという状態のままでよいのか。

この先も今のままの状態で本当によいのか。

これらは、私も何か社会の動きがあるときにできるだけ考えるようにしていることたちである。

ひとりひとりにぜひ考えてもらいたい。


☀︎


私は政治家事務所でのインターンをしたからと言って官僚職につくことも、政治家になることも今の時点では考えていない。

しかし、この場所である期間、一つの目標に向かって仲間と作り上げたものは私の中で確実に力となっていると思うのだ。

途中力を入れすぎて、体力がなくなったり、体調を壊したこともあったけど…(笑)


とにかく、周りには私より社会に対して強い思いをもっていたり、変化を起こしたいと考える学生がたくさんいた。

私は彼らに毎回刺激を受け、そして、自分もまだ勉強しなくてはならないことがたくさんあると日々痛感していた。

とにもかくにも、彼らとの出会いに心からの感謝をしたい。

🌸

この場所でいただいた機会や学びをこの先の糧にして、
この社会で生きていきたいと思う。

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