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これからの自分にワクワクできる世の中をつくる|ROCKET DIVERS🚀アダビト後藤颯太さん

ExS Press | エクスプレス

今回は、ExS Press初のインタビュー記事です!!
エンターテインメントというフィールドで挑戦している方々をROCKET DIVERSと称して、挑戦しているからこそ感じる魅力などを伺うシリーズとなります!!

感動や楽しみ、生き甲斐を与えてくれるエンターテインメントですが、ファンやユーザー、消費者とは違った立場で関わるということはどんなことなのか、またその人たちはどんな想いを持って関わっているのかなど、様々な立場から見た「エンターテインメント」について、みなさんと共有できたらと思っています!

そして今回、ROCKET DIVERSの一人目として、エンタメスタートアップとして、キャラクター雑貨ショップの運営や、あさみみちゃんといったキャラクターが所属する事務所を運営している、株式会社アダビトの後藤颯太さんにお話を伺いました。

◆後藤颯太
1994年仙台出身。21歳で起業し株式会社アダビトを設立。これまで100万PVのwebメディア、音楽発掘アプリ、マッチングアプリなどを開発。現在はキャラクタータレント事務所「Simple Side Mascots」とキャラクター雑貨ショップ「tretoy」を運営。キャラや動画の企画/制作を行っている。

そんな後藤さんの起業前のお話から現在の事業に至る経緯、今後の展望やエンタメスタートアップならではの面白さについてインタビューしました!

それでは、エンターテインメントの魅力が瞬くインタビューへ SAIL AWAY!!


はじめに、後藤さんのパーソナルな部分を伺いたいなと思っています。休日の過ごし方や趣味などはありますか?

キャラクターと音楽と恋と酒です(笑)。すごく普通の人みたいになってしまいますけど。

多岐にわたりますね(笑)。その中でも今の事業にもつながるキャラクターについてお伺いしますが、後藤さんの1番好きなキャラクターを教えていただいてもよろしいでしょうか?

好きなキャラクターは、生涯通してだと『けろけろけろっぴ』です。あと、最近見た『ザ・カップヘッド・ショウ!』というNetflixのアニメーションで、かなり衝撃を受けました。昔っぽいアニメーションの作りですが、アニメーションの動き自体はしっかり現代っぽくて、技術は進化したものが溢れているっていうところが斬新で好きになりました。

続いて、起業する前までのお話をお伺いさせていただきます。学生時代はどのような生活を送られていたのでしょうか?

そうですね、僕の学生時代で、キャッチーかつ分かりやすい事は「文化祭」と「バンド」です。高校・大学と、文化祭を運営する立場にいて、それと同時にバンドもずっとやっていました。そのときの僕の人生の動機は、とにかく目立ちたいということと、とにかく楽しい物を作って、「これどうなんだ!」って見せたときにみんながワーって湧く、というのがめちゃくちゃ気持ちいい!というのを原動力に生きていました。

みんなの中心にいたいと思うけれど、別に何かに秀でていたわけではなかったので、自然と中心にいれるポジションを自分の力で取りに行くというか…。物を作ったり、場を作ったりしながら、自分の周りに人を集めていくという感じです。これは今の会社も同じような気がします。

そのような学生生活の中で今も忘れられない体験はありますか?

忘れられない体験…。そうですね、今の話に繋がる部分で言うと、バンドって基本的に自分で曲を作って演奏したとしても、誰かのバンドのコピーであっても、全く同じものや自分が想定していたものにはならないんですよね。
メンバーそれぞれの特性とか良さとか、逆に悪さみたいなのを持ち寄って作ることで、自分が全く予期してなかったものが生まれるという感動がすごくありました。それは文化祭でも同じで、後輩の子が持ってきてくれた提案がすごく面白くて、それが文化祭の出し物でウケたりとか。みんなで物を作るっていうことがすごく好きになったのは、そういう体験があったからかもしれないですね。

起業されたのも学生の時でしたよね?

はい、そうですね。大学3年から4年になるタイミングで、21歳で起業しました。

起業を意識しだしたきっかけなどはありますか?

それでいうと、当時は全くスタートアップのことは分かっていなかったです。特に僕たちは宮城県の出身で、起業したのも山形県と地方だったので、学生起業家も周りにいなかったですし、情報もほとんど入ってこなかったです。ただ、地域的に大震災があって、事業を通じて世の中に良いことをしていこうという社会起業家の方たちが周りにいたので、この人たちのようになりたいと思ったのが起業を意識し出したきっかけです。

起業に至った経緯は、本当に恥ずかしいことを言うと「ノリと勢い」だったと思っています。ただ、ノリと勢いで始めたとはいえ、すごく考えていたのは、「今幸せじゃない人が5年先幸せになれるような社会的な構造が日本に必要だ」ということです。大学の時にソーシャルビジネスの研究をしていて、今幸せだと思えていない人は5年先も幸せだと思えていない、ということが定量的に明示されていた論文を読んで衝撃を受けまして…。

僕たちみたいな若者は、肌感覚でそれを感じていて、人生に絶望してしまったら這い上がれない感じとか、この先日本は経済的に良くなっていかないだろう、みたいな何とも言えない諦めみたいなものが漂っている。それを空気やムードでは感じていたんですけど、定量で見せられたときに結構きついなと感じました。だから、ノリと勢いで始めたものの、僕がせっかく起業するのであれば、この社会に少しでもインパクト与えられるようなものをやって、定量的にこれをひっくり返したいなと思っています。これも社会起業家の方々を見てきた経験が関係しているかもしれませんね。

なぜ今の事業に至ったのでしょうか?

事業が伸びて勝てる条件が3つあると僕は考えています。1つ目が「好きで得意なことをやろう」。2つ目が「時流があることをやろう」。そして3つ目が、「事業ロードマップが明確に描けるものをやろう」というものです。

まず「好きで得意なもの」をなぜやらなきゃいけないのかというと、僕は会社を長くやりたいと思っているので、そのためには、好きなものでなければ続けられないし、得意なものでなければ勝てないというか、学生起業家が勝てるような甘い世の中じゃない、と思っています。

それで、事業案を3,000個ぐらい見たんです。その中でデザイナーズトイをブラインドボックスという高級版ガチャガチャの形式で売る中国のモデルを見つけました。僕は元々マスコットキャラクターやフィギュアや小物が好きなので、そこから産まれた『tretoy』というキャラクター雑貨のショップ事業には「好き」がありました。

「得意」という部分でいうと、なぜこれが売れるのかということが、僕には感覚的に理解できたのですが、大人にはそこが分からないということがヒアリングをした結果わかりました。さらに、僕にはSNSとか、若い人たちに対して売るということに対して地の利があったので、これは僕たちならではの優位性だな、と。

2つ目の「時流」は、デザインナーズトイの市場が大体2017年ぐらいから右肩上がりに取扱いが伸びているということ。中国では毎月たくさんの関連企業が立ち上がる、つまり商品はすごい勢いで増えている。でも日本にはその時、デザイナーズトイをブラインドボックスで売るというプレーヤーがいなかったんです。これはもうチャンスだろうと。単純に商品を仕入れて売るだけで独占できるので、タイミングは今しかないと感じました。

最後の「事業ロードマップが描ける」は、日本だとキャラクターの市場規模が2.5兆円程あるんですけど、その中には僕たちのように、「自分たちらしいキャラクタークリエイションをしていこう」と考えてる企業もあって、その人たちのビジネスモデルと、それまでに何がアセットとして必要だったのかというのが、決算書読んだり人の話を聞けばわかるので、毎日何をやっていくのか、それまでに何が必要なのか、ということが分かりやすかったです。

先日TikTokで200万フォロワーを超えたあさみみちゃんですが、誕生した背景などを教えていただいてもよろしいでしょうか?

うちの会社のビジョンが「これからの自分にワクワクできる世の中をつくる」というものなのですが、このマスコットキャラクターという事業は、それをブレイクダウンした「この先の未来を作るために、まずは明日の楽しみを作ろう」という考えがベースになっています。例えば、5年先だと結構大変だけど、明日や1週間後なら、僕たちでも作っていけるのではないか、という想いです。

明日の楽しみを作るときに僕たちがやるべきことは、みなさんに、どんな方法でもいいので、何か人生の目的や明日も生きる楽しみを提供することだと考えています。キャラクターというのは、自分がマイナスな気分になったときや落ち込んでいるときに、それを癒してプラスに転じてくれる存在だと信じています。それに加えて、『キティちゃん』が生まれてから30年以上経っているように、長く寄り添ってくれる可能性がすごく高いな、と。長く自分のマイナスな感情をプラスに転じてくれる力がキャラクターにあるとしたら、僕たちでも明日の楽しみを作れるなって思ったし、それをずっと続けていけば5年先、またそのさらに先へと繋がるのではないか、と思っています。

長く寄り添う存在としてキャラクターを生み出す中で、嬉しい瞬間・やりがいを感じる瞬間や、「エンタメ×スタートアップ」だからこそ感じることはありますか?

明確にあって、DMで「あさみみちゃんに癒された」と言っていただいた時や、あさみみちゃんのぬいぐるみを受け取って喜んでいるお子さんの様子を動画で送っていただいた時など、お客さまが笑顔になったり、お客さまの明日が楽しくなる瞬間を、キャラクターを通して作れていると実感できた時が1番嬉しいです。この、お客さまのダイレクトなリアクションを感じやすいというのは、スタートアップ企業ならではかもしれません。

これはお客様だけでなく会社のメンバーにも言えることで、起業して事業を続けていくのはすごく大変で、みんなもハードワークしてくれていて、いつも申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、それが成果につながって喜んでいる顔や雰囲気を見ると、会社をはじめてよかったな、と思いますね。

今後の展開はどのようにお考えですか?

あさみみちゃんは日本一のマスコットキャラクターになるという目標のもと活動しているタレントの女の子なので、キャラクター大賞までいきたいなと思っています。

それに向けて、まずはグッズの全国展開をしたいです。いろんな店舗さんとコラボレーションして、グッズがどんな年齢の方でも、どんな性別の方でも手に取ってもらえる、全国の皆さんの近くにあさみみちゃんがいる、という状況を作りたいなと思っています。

あとは、地上波アニメや映画、細かいところだと、コラボカフェ、コンビニの一番くじ、出版など…いっぱいあります(笑)。

会社としては「ヒットとブーム」というのを今年のテーマに掲げています。あさみみちゃんのヒットだけではブームにはならないので、キャラクターを年間に何十体も作り、どんどんヒットキャラが出てくる土壌を作り、ブームを作っていきます。その結果、売上と利益が上がり、上場規模まで大きくするということを達成したいと思っています。

最後に告知などあれば教えてください。

学生インターンや業務委託の方など含めて、現在幅広く募集中なのでどしどしご連絡頂ければなと思っています。どんな人に来てほしいかで言うと、かしこくて優秀で素晴らしい人にはもちろん来てもらいたいのですが、一方でエンターテインメントの世界はセンスと熱量があればひっくり返せるところがいいところだと思っていて、僕たちはそうした土壌を持っているので「今何も持っていないし、実績もないが、一発当ててやるぞ!ここで人生捲ってやるぞ!!」という人にもぜひ来てもらいたいです!


以下、編集者あとがき

お話をお伺いして、ご本人が本気で好きでやっていることがよくわかりました。やはりファンから見たときに、IPに対して本気で愛があるのかがどうかが透けて見えるところもありますので、エンタメ、特にオリジナルIPを生み出していって、その領域でスケールしていくとなると、創業者チーム自身がそのコンテンツをそもそも大好きというのが必須条件として大事なんだなっていうのが今日のお話で改めて実感しました。

また下記にアダビトさんの情報をまとめているので、この記事を読んで興味を持った方は、あわせてチェックしてみてください!!

5/17の「あさみみちゃん」に関するリリース
採用情報(Wantedly):アダビトの採用情報が掲載されています。
アダビトWebサイト:法人様、報道 / メディア関係者様からのお問合せ先
代表 後藤さんのTwitter
キャラクター雑貨ショップ「tretoy(トレトイ)」
キャラクタータレント事務所「Simple Side Mascots(シンプルサイドマスコッツ)」


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