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出店するためにリサーチは必須

自分が長く住んでいる町は、良いところも悪いところも、だいたい分かっていると思います。

たとえば新しいお店が出来たとき、そのお店が流行りそうか、そうでないか、想像がつくと思います。

特に、住宅街に近いお店は、お客がその界隈のお店でどういう物を買って、どんな風に利用しているか(お店の用途・購買目的)長く住んでいる人ならイメージできると思います。
観光地でない限り、また、マニア御用達のお店でない限り、他の地域の人がわざわざ買いに来ることは少なくて、基本は地元の人が利用していると思うんですね。

うちの近所

駅前に商店や施設が並んでいる界隈があるのですが、何十年か前は、畑などの空き地が割とあったんですね。郊外という感じです。
近くに学校がいくつか有ったので、文具店や書店がありました。その他には、医院やパン屋や美容室、蕎麦屋、洋食店・喫茶店、花屋、スーパーなどがありました。

これまでの経緯

バブルの頃は、ブティックが多かった気がします。ブティック率高め。それも、そんなに流行ってないけど何故か潰れないので「金持ちが道楽でやってる」みたいな噂もありました。
ナイトスポットも都市から離れているので「隠れ家」などと呼ばれました。

最近は、ブティックはかなり減りました。隠れ家も。そしてネット社会のためか、書店も減りました。
町の中のお店の構成はだいたい昔と変わらない感じですが、喫茶店は無くなってカフェが登場したり、この辺りとしては珍しく、ラーメン店や居酒屋がメインストリートに出来ました。
あ、それからヘアサロンがとても沢山できました。大丈夫かな??
スウィーツ店も増えましたがそれだけがハイクオリティな気がします。

昔より庶民的な感じになりましたが、そのような生活に直結した店はわり
と長続きしているようです。

普段使いでないものは売れない

バブル以降、この地域では良いイメージの町として定着しているせいか、その「良いイメージ」を当てにして出店してくるお店が後を断ちません(笑)
高級な店も、ファストな店でも、新しい店が出来たからってすぐに飛び付くような住民ではないので、そんなに流行らないのです。普段使いでないものは、売れません。
例えば最近、高級食パンの店が2つか3つできましたが、いま営業しているのは1店舗だけです。買取店も1店舗は撤退しました。
果物屋兼カフェはわりと盛況です😊

「思い」や「イメージ」だけでなくリサーチを

  1. 巷でこんな店が流行ってるから

  2. この町にはこの店が必要だ(ふさわしい)

  3. 金持ちが住んでるから高くても買うだろう

  4. 出店したらブランド価値が上がるだろう

というような思い込みや、熱い思いや、漠然としたイメージだけで出店するのは失敗する可能性が高いと思います。
少なくとも専門の人にリサーチしてもらったり、オーナー自ら町に足を運んで、地元の店の様子や人々のライフスタイルを、白紙の状態から冷静に見つめないといけないと思います。

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