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コストコで考える~Scrub Daddyの成功軌跡

コストコで買い物してたら、ふとScrub Daddyが目に入りました。そーいえばと思ってググったら、Scrub Daddyのケースはものすごく勉強になるのですが、あまり日本語のコンテンツが無いのでここに纏めておきます。

あ、もちろんScrub Daddy、、買いましたよ。とても良いプロダクトです。このスポンジ、冷たいと固く、温かいと柔らかくなる。それだけ、なんですが、それが凄いんです。日本語でも通販の動画がありました。
まぁでも、何かQVCとかに比べるとキレが悪いな~

もちろんスポンジとしての機能は良いのですが、日本円でも1個480円ということで、スポンジとしては相当高い部類。普通のスポンジがDAISOで2個100円位で売ってることを考えると10倍近いです。

これをどう考えますか?普通のスポンジと同じプロダクト部類に入ってしまうと全く売れないという現象が起きますよね。

実は、このScrub Daddy、米国版「マネーの虎」ともいえるSharTankという番組で、ぼろくそに言われつつも投資家間のオファー吊り上げ競争が起きたプロダクトなんです。SharkTankは富豪の投資家が起業家のピッチを聞いてその場で投資を決めるという番組。

この動画は英語しかないですが、是非見てほしい!(齋藤が提供するプライベート講義では日本語解説を付します。)その場で200,000ドルの投資を決めたピッチです。

さて、この動画中で投資を決めたLoriですが、ジュエリー収納ボックスを発明して財を成した実業家として有名です。言ってみれば、通販界のインフルエンサー、影響力としてはジャパネット高田前社長が女性になって全米進出しましたみたいなレベル?

さて、このLoriが「インフォマーシャル」のスキームで数週間で全米に流通させると豪語して投資を実施しました。SharkTank放映の翌日のQVCでScrub Daddyは42000個が売れたという話もあります。SharkTankの投資家達自身がもの経営状況にスマッシュヒットを与えるほどすごい影響力を持っています。

ローリーは経営陣に加わって、製造ラインを拡充するなどの動画も面白いです。

そこから10年で累計1千万個以上を売るプロダクトに。なりました。色んな記事が出ているので、調べながらディスカッションをするのが面白いでしょう。
https://www.thethings.com/how-much-did-lori-greiner-make.../

プレゼンの力、テレビの力、インフルエンサーの力、デザインの訴求力、ブランドの重要さ。そしてどの投資家よりもローリーを選んだことの結果。是非議論したいですね。

Scrub Daddyの振返り動画




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