見出し画像

アフターパンデミックの教育観

Covidによる休校で学校の進度の遅れが問題になっています。

でも、これを機に、高等教育(早ければ小学校高学年くらい)から学年による進度管理制度をやめて個々人の進度を評価して個別設計する方式に移行できるのではと思うのです。簡単なテクノロジーを利用すれば実装できます。

そうすれば指導要領に対する進度の遅れは学校の先生が気にすることではななくなりますよね。実際学校の中の人にはその絵は見えないと思いますが、部外者だから見える絵があると思うのです。それに、ドイツは高等教育から学年がなくて個別進度制に近いと聞いています。

これからはテクノロジーの進歩が速いので「一生学問」が普通になります。入学ー卒業という概念がナンセンスになるでしょうし、自分の学習進度プロファイルを常にアップデートするようになると思います。

ここに職歴や経験が加わると、人生のライフコース・データベースに進化していきますね。そういうことをやっているスタートアップもあります。すごい会社ですがあまり外に出てないので、是非興味ある投資家さんこっそりお知らせください。

このパンデミックという一大転換点において、こういう新しい仕組みを積極的に考えていきたいと考えています。特に教育の形の変化は人生をかけて取り組む価値があります。

テクノロジーの進化は、我々がソリューションにたどり着く手段の選択肢を膨大に増やしました。だから、テクノロジーにこだわってはいけません。なぜならテクノロジーの陳腐化のスピードは加速するだけだからです。

スタートアップはいまこそ、深い深いところにある人類規模の課題と希望から考えるソリューションにフォーカスするべきです。テクノロジーとは、ソリューションをデザインするためのツールにすぎません。

アフターパンデミックの世界を考えるにあたって今必要なのは、やらなければいけないという固定観念を捨て、「何のためにやっているか」を自問自答し続けることです。

<やりたいこと>
・ライフコースのデータ化
・国民全体のアップスキリング
・教育のカスタマイズ化
・自分で考えて決断できる力の育成

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?