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アクティブ型DXとパッシブ型DX

DX、、というか単なるデジタル化もアクティブ型とパッシブ型があります。

〔アクティブ型〕は、デジタル化を積極的に進めて自社の強みにしようという戦略であり、アクティブ型DXを行う企業は極めて積極的な組織を持っています。

例えば、日経新聞もユニクロも他社に先駆けてDXを進めています。

〔パッシブ型〕は、環境変化から追い込まれてデジタル化を行わざるを得なくなったケースです。当然ながら場当たり的なDXとなり、整合性なく社内調整が大変なDXになります。

実例は出しにくいですが、某メガバンクやテレビ局のオンライン配信などはその典型でしょうか。

産業をDXするのは、バージョン2.0への進化といっても良いかもしれません。銀行2.0、製造2.0、建設2.0、旅館2.0、、、DXによって産業は確実にアップデートされます。

例えば店舗は、在庫がデータ化され、販売はPOS化され、購買体験は一部無人化され、人流は効率化しています。これが産業2.0だと言えるでしょう。ここまでは〔パッシブ型〕DXでも行けるのです。

ですが、よく世界を見渡すと、実はバージョン2.0は通り越した産業3.0への実験が行われていることに気づくでしょうか。これは〔アクティブ型〕DXの始まりです。

バージョン3.0に入るにはオールド企業自体がIT企業として、「新たなIT企業としての体質を獲得する」か、組織そのものをITを前提に作り直す必要があります。

銀行3.0、製造3.0、建設3.0、旅館3.0、、、例えばオンライン・オフラインを意識しない購買体験、AIに予測から一気通貫したサプライチェーンなどが組み込まれます。

そしてそれこそが私が今年大きく取り組むことです。特定の産業だけではない、社会丸ごとバージョンアップを何とかかんとか実験していきたいのです。

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