プルースト

ふと感じる香り
何故だか懐かしい
はっきりとはもう
思い出せないけど

この香りを嗅いでいた頃
僕はどんな日々を過ごしていたかな

ぼんやりと見える過去の映像
きっと幸せな日々だっただろう

どうしても戻りたいと言うなら
でもそれは無理だと分かっていて
夕日が輝く一日の終わりに
ふと涙が空をにじませる

この曲を聴いていた頃
僕はどんなことを思っていたかな

じんわりと締め付けられる胸
きっと辛い時期だってあっただろう

いつまでも囚われているなら
でもそれは無意味と分かっていて
夕闇に包まれる一日の終わりに
ふと自分の心も暗くなる

もう戻れない過去を思うより
未来に目を向けた方がと

ふと感じる香り
何故だか懐かしい
はっきりとはもう
思い出せないけど

それでも構わない
僕は今を生きてる
あの頃に別れを告げ
ただ前を向いて歩く

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