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X100F 最短撮影距離のおはなし

よくマニュアルなどのスペックを見ていると出てくる "最短撮影距離" という言葉。FUJIFILM X-100F の場合、この最短撮影距離は 10cm となっています。つまり、X-100F で接写で被写体にピンとが合うギリギリの距離は 10cm ということになります。それではその 10cm とは、いったいどこから測って 10cm なのでしょうか?

多くの人が勘違いしているのが上の例。つまりレンズの先端から測って 10cm 先までの距離。これは正しくありません。

ではこれはどうでしょう。上の写真の様にカメラレンズの本体接合部付近から測って 10cm... これも間違いです。

ちなみに 殆どのカメラに付いている 上の赤枠で囲ったこの記号、これは一体何を指しているマークかご存じでしょうか?丸い円の上に真っ直ぐに線が引かれています。このマークは実は、カメラに設置されたイメージセンサーの位置を示すマークとなっており、撮像面マークとか、距離基準マークと呼ばれています。

つまり、最短撮影距離 10cm という場合、その 10cm とは、この撮像面マークを起点として 10cm の距離が X-100F でピントが合う最短の距離ということになります。レンズの先から数えて 10cm よりも近くの物にピンとが合う理由はこの為です。このマークは、デジカメの場合は撮像素子の位置となり、 フィルムカメラの場合はフィルムの位置を示しています。あなたのカメラにもきっとあるはずです。探してみてください。​

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