見出し画像

【内的キャリアのてがかり】どこかでフリーレンの内的キャリアって?ということをポストしたように思いますが、チームで活動するとき、その目的は一致していた方がよいでしょうが、達成する意味や意義が異なることもあります。そこを互いに理解することがチームワークには重要

チーム一丸となって、とか
全社一体となって、とか
と、メンバーの力を一点に集約して事に臨むことが求められる場面てありますよね
それを実現するための方策や、それを実現することを支援する専門家のサービスもあったりします
ところで、ひとりだけではなかなかできないことが、チームとして取り組むことでできるようになるということはよくいわれていることなのですが、なぜなんでしょう?


一つにはひとりの人間ができることの物理的な、というか体力的な限界というのがあるからかと思われます
「これはかつてないほど美味しいたい焼きができた。これをぜひ多くの人に食べてもらいたい」--ということがあったとして、これを実現しようとすれば、多くのたい焼きを焼くためにはほかの人の手を借りる必要があるでしょう
焼いている間にお客さんがいらっしゃるので、たい焼きを渡してお代を受け取らないといけないですし、そもそもたい焼きを焼くための材料を調達しないといけません
粉や小豆をはじめとする材料を持ってきてくださる方に連絡とって、受け取って、お代を支払わなければなりません
水光熱費の振込も必要になりますねぇ
そうするとお金の管理も必要になってきます
昔々は、売上金は天井から吊り下げられたざるの中に入っていて、「そんなかから持って行ってくれる」という時代もあったやに聞きますが、今はそんなことしていたら税務署の方に「もっとしっかりしてくださいよ」と言われます
「え~。現金持ってない」という人も増えてますからねぇ、そうした対応も必要でしょう 


で、こうしたことに対応していると、1人ではできなくなってくるので手伝ってくれる人を増やさざるを得ないわけです
そして不思議なことに、いっしょにやる人を増やすとやらなければならないことも増えてくるのです
例えば「明日、ちょっと用事があるのでこれない」という人がいれば「じゃぁ、僕が出ましょうか」というやりとりがしづらくなってくるので、予定表を作っておこうといったたい焼きを焼くこととはあまり関係のないことも増えてくるからです
予定表にしたって店に行かないと書けないというのは不便なので、スマフォで変更できるように、とかといっていると、あれあれたい焼きさんでもDXです


こうして、「美味しいたい焼きを、良い感じのお値段で、多くの人に楽しんでもらいたい」と考えると、たい焼きを焼く人が増えるだけでなく、いろんな領域でそれぞれにうまくできる人が必要になってくるわけです
なので、必然的にチームの中にはいろいろな能力を持つ人が必要になるわけです
勇者だけでなくエルフや僧侶やドワーフが必要になるということですね


いろんな人が参加することになるので、チームとしてはどこに行こうとしているのかという目安が必要になります
それが目標だとか目的ということになります
例えば「美味しいたい焼きを、良い感じのお値段で、多くの人に楽しんでもらいたい」
ここが一致していないと
「そこそこ美味しけりゃいいんじゃない。じゃないとたくさんつくれないよ」とか
「美味しいのだからお値段はもっと高くてもよいんじゃない。そうすればもっと良い材料を使えるよ」とか
「もっと稀少性を持たせて幻のたい焼き的なことにした方がうれるんじゃない? 今のままだとやがて飽きられちゃうよ」とか………
と行く先がバラバラになってしまいます


ここで、ようやく本題…
目標や目的を明確にして共有しておくことは重要なのですが、そのことにどのような意味や意義を感じているか、ということも共有しておいた方がよいというのがここでのお話し(前段が長すぎ)
なぜか? 簡単にいってしまえば、そのことも仕事の進め方に関係するからです
「美味しいたい焼きを、良い感じのお値段で、多くの人に楽しんでもらいたい」というのが
「美味しそうに食べている人の笑顔を見ていることが嬉しいから」なのであれば、やはり売り場に立っていたいでしょうし、
「多くの人にこのたい焼き美味しいと感動してもらえる」ことなのであれば売り場に立つこともさることながら、「多くの人の反応」に反応していけるような広報やマーケティングをしている方が楽しいかもしれません


それも目標、目的の一つといえるんじゃないですかね? と思われるかもしれません
仕事に求める意味や意義って、働くことを通じて達成したいことも得たいこと、実感したいことなので、その個人に目を向ければ働くことの目標や目的ともいえるものです
だからこそ、チームや組織として達成しようとしていることに、その人はどういう意味、意義を感じているのか、ということについても共有しておきたいわけです


最初は一致していたのだけれど、だんだんずれてくるということもあります
ときどき「どういうことだっけ?」「なんだっけ?」ということを確認しあえると良いかと思います


追記…
話してみた結果、概ねチームの目標には賛同しているんだけど、自分にとっての意味、意義とは違っているんだーーということがあっても良いかと思います
そのことがお互いに共有できていれば
いけるところまではご一緒に…
そして、ここから先は、どうも違うようだね、と袂を分かつことがあってもそれはそれでよいのではないでしょうか、僧侶ザインがそうであったように…

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?