見出し画像

大手コンサルから生成AIスタートアップへ。まだ存在しないキャリアパスの切り開き方を考える

株式会社エクスプラザは「プロダクトの力で豊かな暮らしをつくる」をビジョンに掲げ、生成AIを活用したプロダクト開発を行っています。
このnoteでは、社内で活躍するメンバーにフォーカスして入社した経緯や、大事にしている価値観についてインタビューしています!

大島 航 / Koh Oshima
大学卒業後、新卒で野村総合研究所に入社。システム開発部門で経験を積んだのち、証券DX部門をにて大規模アジャイル開発の開発リードを担当。2023年7月にエクスプラザにジョインし、プロダクトマネージャーとしてクライアント企業への生成AI活用支援・新規営業・コンサルティング等幅広く担当。

経歴を教えてください

新卒で2016年に入社した野村総合研究所では証券システムの開発部門に配属となり、大手証券会社や地銀向けシステムにおけるPM系の仕事を5年間していました。もともと様々な業界におけるシステム開発の上流設計/コンサルティングをしたい理由で入社したため、ガッツリとシステム開発の部門だったため希望とはそれる部分もありましたが、システム開発のいろはを得られたことが、現在の仕事に大いに役立っていると感じています。
その後社内転職の機会があり、公募で証券DX部門に異動しました。ここは流行りだったDX推進を担う部署で、当時の日本では最大級のアジャイル開発部隊の開発リードとしてプロジェクトの推進を行っていました。DX推進の部署ということもあり、最新の技術や開発手法に投資をする文化があったり、今でもお世話になっている上司にこの部署で出会えたので、楽しく仕事出来ていたのを覚えています。

黎明期スタートアップへの転職

お世話になっていた上司・先輩の転職や異動と、30歳という節目が重なったこともあり、今後のキャリアを考えるようになりました。一定与えられた業務は器用にこなせるタイプでしたが、逆に言えば器用貧乏。自分のポジションやスキルを言語化しきれていなかったこともあり、「どうキャリア形成していくか」を改めてしっかりと考える必要がありました。

思い描いている理想は顧客やチームメンバーと成功を祝ってハイタッチすること。そしてそれを叶えるためには構築するサービス/プロダクトが本当に必要なものだという大義が必要で、逆に言えば「顧客やチームメンバと協力しながら一緒に大義を作り上げていく」ことが必要だと思っています。
そんな想いを持って「既存プロダクトの新しい展開」や「新しい開発スタイルの構築」など、社内PoCやR&D含めて提案活動を行いました。ただ、重厚な大規模システムを得意とする部隊であることや製販分離で顧客対面の機会が薄い環境だったことから限界もあり、よりスピーディに、より直接的に顧客と接することができる環境で、この想いに挑戦してみたいと思うようになりました。

そんな中で幼馴染である代表の高橋から声をかけて貰い、少しずつ仕事を手伝い始めるようになりました。
立ち上がりの小さい会社ながら、エクスプラザは有難いことに日本最大手の企業様からご依頼を頂く機会も多く、これまで当たり前だと思っていた自身のスキルがスタートアップで強く活きるんだということを徐々に感じていきました。

「大手企業の力学を理解したうえで、スタートアップ特有の速さと柔軟さをもって顧客に価値を還元していく」ことが自分の強みとしていくことを決め、また「プロダクトの価値を追求する」という社風が自分の想いとマッチすることから入社を決めました。
(正直、幼馴染とやるのも面白いなという直感も後押しにありましたが笑)

とある顧客との開発支援の商談の場で、一緒に臨んだ高橋が「今の構想のまま開発をしては、ユーザーへの価値が低い。ひいてはビジネス価値が低いので再考すべき」ということを鋭く指摘し、逆にそれが「ただ言われた通りの開発を請け負うのではなく、ちゃんと価値を一緒に考えてくれている」と高く評価されたことがありました。
もっと簡単に取れたかも知れない案件でも、しっかりとプロダクト価値と真摯に向き合う姿勢と気概を感じ、「この会社に来てよかったなぁ」と想ったことを覚えています。

現在の仕事を教えてください

現在は新規クライアントへの生成AI活用の提案と、クライアント企業様への支援と2軸を主に担当しています。
生成AI活用の提案では、クライアント企業様との対話を通して、抱える課題の深堀りとそれをどう生成AIで解決するかをコンサルティングしています。ビジネス課題からシステム化への転換、抽象概念の言語化、先を見据えた提案はもともと自分がやりたかった領域ということもあり、経験を重ねていく中でやりがいと自信がついてきたように感じます。
技術トレンドの流れが速いということもあり、”ただ言われたものを作る”というコミュニケーションだとすぐにより良い技術が他に出てきてしまう。品質・コスト・スピード・セキュリティなどクライアントによって最も重要視する観点が変わる中で、何をどこまで重要視するか・切り捨てられるかの整理を専門知識を持って提案する必要がある、というのは生成AIならではの難しさであり面白さかもしれません。

支援業務の方では現在、業界最大手様の業務システム刷新プロジェクトを担当しており、30名以上の部隊のリーダーを任せて頂いています。ステークホルダーが多い中で横断的に複数のチームと折衝をすることや、楽観シナリオと悲観シナリオのバランスを取りながらプロジェクトを推進することは前職の経験が活かせているのではないかと思っています。
前職のような会社の傘(ブランド)がない中で、自身の能力を買って頂いているのは素直に嬉しいですね。また、自身のプロマネ能力の適正な市場価値を知れたことは、エクスプラザに入社したことによる大きな恩恵だと思っています。

上記2つはこれまでの知見が活きる分野で、直近では「エクスプラザが既に確立してきたポジションを、如何により大きくしていくか」という命題に対して事業企画やマーケティング等の領域もストレッチして担当もしています。メンバー各々に異なった強みがありその強みを個々人で活かしながら仕事をしているので、学ぶことが多いという良い面もありながら「こういう風に仕事を進めればうまくいく」という指針がない時も往々にしてあります。逆に言うと仕事を考えて作っていく能力は磨くことが出来る環境ではありますね。
自分としては、”マネジメントする際はなるべく担当者の業務をきちんと理解したい”という思いが強かったり、知識欲も強いので、色んな業務を経験して「究極の器用貧乏」を極めていくのもキャリアとして面白いかなと思ったりしています。

究極の器用貧乏×マネジメント×生成AI

AIの台頭により、ある一定の層の仕事は代替されていくと思います。人間にしか出来ない専門性の高いプロフェッショナルなゾーンと、AIを使いこなして効率的に仕事を推進するゾーンが出てきて、大きなプロジェクトになればそのどちらもが各フローの中で点在し、複雑に絡み合っていくことが予想されます。一つの業務の中でも「ここまではAIを使おう」「ここからは専門的だから人の手をちゃんと入れよう」というラインが出てきて、それは技術成長が早い中では容易に変動します。

専門性の高いゾーンを含むプロジェクト推進には、その専門性を最低限知っておくことでマネジメントが効率的になりますし、それが器用貧乏の強みであると思います。
さらにそこに生成AIの知見を併せ持つことで、技術トレンドを踏まえてどこが代替出来るか出来ないかをしっかりと見極め、衝突や課題が発生した時に適切な対応を取って問題解決が出来たり、最適なバランスでの推進ができるような人材になれると良いなと。
また、できるだけ幅広く専門性を取り込んでおくことと、生成AIへの知見を磨き込んでおくことで、どんなプロダクト/プロジェクトでもそういった対応が可能なようにしておくことができるとようになると思っています。

スタートアップの柔軟性を持ちながら、大企業と一緒に組んで大規模なプロジェクトでこのようなことが出来ると面白いなと思いつつ、まだまだこれからなのでここは自分としても伸ばしていきたいですね。
(AIの会社ですが)技術が進化したとしてもAIですべてのことが完璧になるとは当然思っていないので、そこを今後どう構築していくかはすごく興味がありますし、自分自身の狙いが当たっていた時はそれを組織として拡大していける稀有な環境だと思っています。
まだまだAIは特定の人のための技術という印象が強い感じがしますが、自分が架け橋となることで良いプロダクトを作れたり、その結果顧客とハイタッチして喜んだり出来ると良いですね!

どんな方がエクスプラザで活躍できると思いますか?

どのポジションのメンバーも複数のプロジェクトを担当していたり業務を兼業していたりと幅広で仕事をしており、会社としても市場としても状況が変わりやすいので、状況に応じて対応が出来るなどの一定の器用さはこの会社では求められるかもしれませんね。その中で組織として成果を出していくには、相互にリスペクトを忘れずにお互いの強みを活かしあう必要があると思っています。
状況が目まぐるしく変わる中で密にコミュニケーションを取る必要がある場面が多かったり、情報を共有し合う機会が多かったり、あとは議論が好きな人が多いので(笑)、そういうコミュニケーションを厭わない方だと個人的には嬉しいです!

さいごに

エクスプラザでは生成AIを使ったプロダクト開発を担って頂けるメンバーを募集しています!
まずはカジュアルにお話しすることもできるので、ご興味ある方はぜひお気軽にご連絡ください!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?