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Explaygroundラボがコロナ対応でチャレンジしたこと(2)

前回に引き続き、Explaygroundのラボがコロナの状況下でどんなことにチャレンジしているかをご紹介していきます。今回は変人類学研究所です。

これを機に内省し、その結果多メディア展開へ (変人類学研究所)

変人類学研究所(略称:変人研)は、学芸大で文化/社会人類学がご専門のこにたんがリーダー(所長)を務めており、Explaygroundのラボになる3年ほど前から既に活動しています。実は筆者(フジムー)もディスカッションに参加させていただいています。これからの社会を変革していくのは、「変人」であり、彼らが社会の中で排除されずに生き生きと動いていけるようにするにはどうすれば良いか、そういう人をどう育んでいくか、といったことに関して、これまでも様々な取り組みを行っています(大抵のタイトルがダジャレです)。

これまでは定期的に対面で集まって相談しながら、企画・運営してきましたが、今回のコロナでそれがままならなくなり、しかも所長のこにたんが愛知の実家に長期足止めとなったりしました。そのような状況で変人研が考えたこと、やってみたことについて、以下の動画でこにたんが語りました。

まず変人研らしいなと思ったのは、普段変人の話ばかりしてきたので、非日常なことには驚かない、むしろ楽しんじゃうという気質があるところです。なので、何かきっかけがあるとそこから「あれもこれも」とすぐに始まってしまうのが変人研なのですが、今回はそれを敢えてグッと抑えて、まず内省から入ったというのが特徴的です。実際、テレビ会議では初心に帰ったり本質的なところに深く潜ったりする議論がありましたし、組織のあり方も見直されました。

しかしそれはそれで程々にしつつ、比較的早く再浮上して、ちょうどオンライン授業でzoomやYouTubeやmiroなどのツールを組み合わせて学びの場を作る経験ができ始めたことも相まって、今までと違った形での「やってみよう」が多数生まれ始めました。そういった試みの幾つかも前掲の動画で紹介されています。

また、後半のディスカッションでは、変人研がある程度知名度を得てきたこともあり、生半可なことは言えない感じになってきた、というこにたんの正直な心情も出てきましたが、モデレーターのもっちー(Explayground事務局)から、「変人研だからこそ異質を常に受け入れていかなければならない」「開いていかねば」という本質を突くエールもあり、こにたんもかなり吹っ切れた素晴らしい会になりました。さっそくこの直後の研究所ミーティングではこれを起点とした議論が活発になり、新しい道筋が見えてきました。

おそらく近うちにまた次々と新しいことが生まれてきそうな予感がしておりますので、今後の変人研にも乞うご期待です。

変人類学研究所ホームページ:http://henjinruigaku-labo.org/

(フジムー)

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