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ハラスメントには黙らない

私は詩織さんに勇気をもらった。彼女が勇気を与えた人は本当に本当に沢山にいるとおもう。彼女が彼の性暴力を訴えたことの価値は大きい。彼はあの後同じことは絶対にしなかったと断言していいと思うし、彼の裁判中のあがきをみると、彼女の前にも罪悪感なくほかの女性に同じことをしたのではないかと想像がつく。彼と同じような事をしてきた(もしかすると多くの)人々だって、メディアに映る彼の醜悪さと自分の姿を重ねたはずだ。

性暴力ではないし、性的でもないのだが、私はなんどかハラスメントを受けた。男性の多い社会で働いてきたせいか、ほとんどは男性からのパワハラだった。

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2度は国際機関だった。1度目の機関では、本部のある建物の最上階のカフェテリアで「データが間違っているという(私の)意見を撤回しろ」「間違っているといえる立場にいないだろ」と上司二人に責められた。私はぼろぼろ泣いていた。大昔は科学者の端くれだった私は絶対に撤回できなかった。その後も延々と嫌がらせをうけた。数年後に会社をやめましたが、データが間違っているのは証明された。というより、二人には間違いを認めるわけにいかないhidden agendaがあったのですよ。それでも、間違っていたわけではなく、正しい事が証明されなかっただけ、といっていた。

ばかばかしい。
        
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2度目はILOATに訴えた。

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これからもハラスメントには黙らない。彼女が(A氏を後ろ盾にもつ)彼を訴えた事で世間から受けた仕打ちを考えると、ほとんどのことは大した事でないよね。あんな若い彼女が勇気をだして理不尽な仕打ちに対抗したんだもの、先も短いおばさんがガンバラなくてどうすると肝に命じる昨今です。