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勇気をだしてポルトガル語をはなした結果

2ヶ月ぶりに髪の毛を切りに行ってきた。

アパートから歩いて数分のところにお母さんと娘さんが2人で経営している美容院がある。2人とも英語を話さないが、娘さんは単語程度なら理解してくれる。ここで髪を切ってもらうのは今回が2度目だ。髪の毛はお母さんに切ってもらうので身振り手振りと片言のポルトガル語で意思を伝える事になる。

今回は2度目なのでお母さんは私を覚えていてくれて「カットだね」というようなことをいってどんどこ切り始めた。ときどき後ろにいる飼い犬のチワワに声をかけたりしながらどんどんと短くする。今回はやけに短くなってセシルカット(ベリーショート)みたいだなとか思ったけれどセシルカットは嫌いではない。なのでついポルトガル語の練習のつもりで鏡の中のおばさんににっこり笑って、

Eu gosto de cabelo curto. 短い髪は好き

と頑張って口にだしてみた。おばさんはにっこり笑う。おお通じた。

が、(辞書がなくても)ポルトガル語が口から出てきた事を喜んでいたところ、おばさんはこれを「さらに短い方がいい」ととったらしくもっとどんどん短くしてしまった。

おばさんを止めるポルトガル語力はない。

オブリガーダと美容院をでたときは「かなり攻めてる(?)」系のパンクな髪型になっていた、ムースまでつけてくれちゃうし。しかも髪をきったあとにギターレッスンがあったので、攻めてる髪型でギターを背負い、日差しが強いのでサングラスをしてポルトガルの街をあるく地味な顔のアジアのおばさんということになってしまった。しかもこの格好に日傘が似合わない。

ギター教室にいた他の生徒に驚かれる。ここでの生徒ははっきり2種類にわかれていて、リタイアしたおじいさん達と10代の若者達だ。若者に「おおおクール」ともいわれたが続いておじいさんから「12歳みたいだ」という声もかかるのでMixed feeling.

ギターレッスンのあとはとんがった髪型でぼんやりした犬の散歩をしました。

散歩から帰ってきて髪の毛を洗った後の自分を鏡でみたら、なんだかまるでナチスの強制収容所にいれられて髪を切られた人のようだった。(この表現が気に障ったら本当にすみません。)

ま、髪の毛は伸びるから。

追記
友人に、ついでに青とかに染めて鼻ピアスすればといわれた。