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信頼できるのは紙と郵便

いろいろな手続きをしていて大変なのは、「書類をプリントアウトして書いて郵送」がとても多いことだ。JRだけなんかな、と思っていたら違った。

これは情報を伝える媒体がまだ紙ベースで、そしてその媒体を運ぶ郵便システムがあって、そしてみんながそのシステムが正確に動くことを疑っていないからなんだとは思う。そのせいか、市役所だの銀行だのでも、ちょっと手続きをするとお知らせだの紙をい〜〜〜っぱいもらう。(必要だったらネットで確認しようと思う人も多いと思うので、紙はゴミになる可能性も高い。)

ワクチン一回受けるのに紙のワクチン券が必要で、その券を入手するのにいったい何枚の紙を使ったことか。

日本から遠く離れた国の銀行口座の開設もオンラインやビデオコールでできるのに、すぐそこの銀行の住所変更が紙と郵便だったりする。

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そういえば息子の大学入試のときにも「応募書類を手書きで書いてハンコを押して郵送」としていた国立大学があった、、、それなのに大学の国際化とかいってるわけだが、一事が万事で、他の手続きも推して知るべしという感じの大学に外国人学生どころか日本人学生だってこないって。海外から郵送するんかい。だって、全ての過程がオンラインでできる、もっとずっといい大学は星の数ほどあるんだよ、しかも世界中に。

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いろいろなところで廃れた文化が日本にはまだ残ってるとすべきなのか、紙媒体の仕事に従事する人がものすごく多くて、郵便システムの速度でゆっくり動いている社会を日本独自の文化とすべきなのか、どうなんだろう。

これでもまだ「このやり方を続けて日本が一人勝ちする理由」などという記事が人気という日本は、いったいこれからどうなるんだろう。

ポジティブでいようと心がげてるのに、暗い内容になってしまってつらい。