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落語って面白いよって話。

どうも、この前寄席に行ってお目当ての落語よりも初めて生で見たナイツに感動してしまったえきぞちっくです( ᐛ)ノ


落語って聞いたことありますか?

「時そば」なんかは有名で知ってる人も多いんじゃないかな。「一、ニ、三、四、五、六、七、八、ところで今何時だい?」ってやつ。

今日は僕の好きな落語について少しお話しできればと思います。


落語には大きく分けて、古典落語新作落語と言うものがあります。

この分類に関してはきっちり分けるのがなかなか難しいようなのですが、ざっくりと言ってしまえば古典落語は昔から語り継がれてきた話、新作落語は落語家が作り上げたオリジナルの話、という感じになります。

僕が今回お話ししたいのは、古典落語について。

古典落語っていうのは、先ほども言ったように昔から語り継がれている話のこと。基本的には紙に書いた台本のようなものはなく、師匠から弟子、人から人へと口頭で受け継がれてきたものだそうです。

落語と言うものが娯楽として成立した江戸時代から現代にかけて、同じ話が何回も演じられてきたと言う事は、それだけその話がよくできていると言う証拠。「落語」と言うだけあってどの話もオチもしっかりしています。

面白い映画やアニメは何回見ても面白いように、面白い話は何回聞いたって面白いんです。


「話が同じなら誰がやったって同じなんじゃないの?」と思ったそこのあなた。甘い。


落語には、マクラと呼ばれる部分があります。

マクラとは本題のお話に入る前の前座のようなもの

自己紹介やその話を聞くにあたって必要な知識を予習しておくために使われる部分です。すぐに本題が始まる事はなく、まずは世間話のような話をし観客に語りかけて雰囲気を和ませつつ、そこから本題に入っていきます。

このマクラだけで既に面白い。

彼らは噺家ですから、お話のプロですから、噺家さんが話し始めただけでもう既に面白いんです。

また、同じ話を話すとしたって、話す人間が違えば声色も違う、喋り方も違う、キャラクターも違う、表現の仕方も違う、同じ部分の方が少ないくらいです。

演者によっては「くすぐり」と言う落語におけるアドリブのようなものを入れたりもして、それもまた面白い。


複数の人間の会話劇を一人でこなし、場面や情景、その空気感を表情や身振りで表現する。

使える小道具は扇子と手拭いだけ。

これだけ難しいことを厳しい条件下でやってるのにも関わらず、聴き始めるとそれを全く感じさせないくらいすんなりと話が頭に入ってくるんです。

今どういう場面で誰が話してるのかがはっきりと伝わるんです。

純粋にプロってすげぇと感動します。



簡単ではありますが、僕なりの落語って面白いよって話をさせていただきました。

いろいろな落語を聴くのももちろん面白いですが、同じ話を様々な噺家さんで聴くと言うのもすごく面白いんです。

ちなみに僕が特に好きなのは「初天神」「鰻の尋問」「芝浜」とか。挙げたらキリがないです。

興味を持った方は、是非一度YouTubeで聴いてみてください。


ではでは( ᐛ)ノ


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