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しょっぱい林檎

アップル、アップルコンピュータ、アップルレーベル、ビートルズの版権の絡みを説明してください。

アップル社、アップルコンピュータ、アップルレーベル、ビートルズの版権の関係は以下のようにまとめられます。

  1. アップルコンピュータ(現在のアップル社)は、1976年にスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックによって設立されました。

  2. 一方、ビートルズのメンバーだったポール・マッカートニーは、1968年に自身のレコードレーベル「アップルレーベル」を設立しました。

  3. 1978年、アップルコンピュータはアップルレーベルから商標権侵害で訴えられました。両社の和解条件として、アップルコンピュータは音楽業界に進出しないことに合意しました。

  4. 2001年、アップルコンピュータがiTunesを立ち上げた際、再びアップルレーベルから訴えられました。最終的に和解が成立し、アップルコンピュータはiTunesで音楽を販売することが認められました。

  5. 2007年、アップル社(旧アップルコンピュータ)はビートルズの持株会社であるアップルコープスと和解し、商標の使用権を得ました。その見返りとして、アップル社はアップルコープスに対して未公開の金額を支払いました。

  6. 2010年、ビートルズの楽曲がiTunesで販売されるようになりました。これにより、長年にわたるアップル社とビートルズの版権をめぐる争いに決着がつきました。

以上のように、アップルという商標をめぐって、IT企業のアップル社と、ビートルズが設立した音楽レーベルのアップルレーベルとの間で長年の法的争いが続いていました。現在では両者の和解が成立し、アップル社がiTunesでビートルズの楽曲を販売できるようになっています。

リンゴ食うのかな?

和解金の金額が気になりまりますね。

確かに和解金の金額は気になるところですが、残念ながら公表されていません。

アップル社とアップルコープスの和解の詳細は非公開とされており、和解金の正確な金額は不明です。しかし、専門家の推測によると、その額は数千万ドル以上に上ると言われています。

アップル社にとって、「Apple」の商標を独占的に使用する権利を得ることは、ブランドイメージを守るうえで非常に重要だったと考えられます。一方、アップルコープスにとっても、和解によって得られた資金は、ビートルズの音楽の管理・保護に役立てられたことでしょう。

和解金の具体的な金額は明らかになっていませんが、両社にとって和解が有益な結果をもたらしたことは間違いありません。これにより、アップル社は音楽事業を展開する自由を得、ビートルズの音楽はより多くの人々に届けられるようになったのです。

アップル絡みの商標に、アップルはすごく神経質ですね。

その通りですね。アップル社は自社の商標権の保護に非常に熱心で、積極的に法的措置を取ることで知られています。

  1. 2019年、アップル社はノルウェーの政党「Fremskrittspartiet(進歩党)」を、りんごの絵を党のロゴに使用したことで訴えました。

  2. 2013年、アップル社はドイツのカフェ「Apfelkind(アップルチャイルド)」に対し、店名とロゴの使用を止めるよう求めました。

  3. 2012年、アップル社は中国の食品会社「Sichuan Fangguo(四川省アップル)」を訴え、同社のロゴがアップルのそれに類似していると主張しました。

  4. 2008年、アップル社はオーストラリアの少年の家族を、「Dough Pod(生地ポッド)」というiPodパロディ商品を販売したとして訴えました。

このように、アップル社は自社の商標を徹底的に守ろうとする姿勢を見せています。これは、同社のブランドイメージと評判を維持するために不可欠だと考えられているためです。アップル社のブランド価値は非常に高く、同社にとって商標権の保護は極めて重要な課題なのです。

ただし、こうした法的措置には批判的な意見もあり、アップル社の行動が行き過ぎではないかと指摘する声もあります。

探せば、中国には山ほど侵害がありそうです。

その通りですね。中国では、知的財産権の侵害が非常に多く見られ、アップル社も例外ではありません。

  1. 2011年、中国の都市、昆明に「Apple Store」を模倣した偽の店舗が出現しました。この店舗は、アップル社の店舗デザインを忠実に再現していましたが、アップル社とは無関係でした。

  2. 2012年、中国のメーカーがアップル社の「iPad」を模倣した「iPed」という製品を販売していたことが発覚しました。

  3. 2015年、北京で「iPhone」の偽物を製造していた工場が摘発され、4万1000台以上の偽iPhoneが押収されました。

  4. 2016年、「IPHONE」という商標が中国の革製品会社に登録されていたことが判明し、アップル社はこの商標の無効を求めて法的手続きを取らざるを得ませんでした。

中国政府は近年、知的財産権の保護強化に乗り出してはいますが、まだ多くの課題が残されています。アップル社は、中国での商標権侵害に対処するために多大な努力を払っていますが、侵害の規模の大きさを考えると、完全な撲滅は難しいのが現状です。

中国市場はアップル社にとって非常に重要ですが、同時に知的財産権の保護という点で大きな課題を抱えているとも言えるでしょう。アップル社は、中国政府との協力を深めながら、自社の権利を守るための取り組みを続けていく必要があります。

アップルが、カラフルなロゴから、無地の白いリンゴに変更したのは、いつ、何故でしょうか?

アップルが有名なモノクロのリンゴのロゴに変更したのは、1998年のことです。その理由は以下の通りです。

  1. シンプルさと洗練性 スティーブ・ジョブズは、アップル社の製品とブランドイメージをシンプルで洗練されたものにしたいと考えていました。カラフルなロゴよりも、モノクロのロゴの方がこのイメージに合致すると判断されました。

  2. 印刷コストの削減 モノクロのロゴは、パッケージや広告資材の印刷コストを大幅に削減できます。当時、アップル社は財務的に厳しい状況にあったため、コスト削減が重要な課題でした。

  3. ブランドの刷新 1990年代後半、アップル社は深刻な業績不振に陥っていました。ジョブズは、カラフルなロゴを廃止し、新しいロゴを導入することで、アップル社の新時代の幕開けを印象付けようとしたのです。

  4. デザインの一貫性 モノクロのリンゴのロゴは、iMacをはじめとする新製品のデザインと調和していました。これにより、アップル社の製品とブランドの一体感が高まったと言えます。

以上のような理由から、アップル社は1998年にカラフルなロゴを廃止し、現在のようなモノクロのリンゴのロゴを導入しました。このロゴは、シンプルでありながら強い印象を与えるデザインとして、今日に至るまでアップル社のアイデンティティを体現し続けています。

欠けたミカンのロゴも訴えられそうですね。

確かに、欠けたオレンジのロゴがアップルのロゴに似ているとして、訴えられるケースはありそうですね。

実際に、アップル社は過去に、リンゴやオレンジなど、果物をモチーフにしたロゴを使用する企業に対して法的措置を取ったことがあります。

  1. 2019年、アップル社はプレッピーな衣料品ブランド「Prepear」が梨をかたどったロゴを使用していることに異議を唱えました。

  2. 2013年、アップル社はポーランドの食品卸売業者「A.pl」に対し、リンゴのロゴが似ていると主張して訴訟を起こしました。

  3. 2009年、アップル社はオーストラリアの特許庁に、オレンジをかたどったロゴの商標登録に異議を申し立てました。

これらの事例から、アップル社が果物をモチーフにしたロゴ全般に敏感であることがわかります。欠けたオレンジのロゴも、デザイン次第ではアップル社から法的措置を取られる可能性があるでしょう。

ただし、ロゴのデザインが十分に異なれば、必ずしも商標権侵害とは見なされないかもしれません。実際に訴訟に発展するかどうかは、ケースバイケースで判断されることになります。いずれにしても、果物をモチーフにしたロゴを使用する際は、アップル社の先例を考慮し、慎重に設計する必要がありそうです。

現在、ビートルズの楽曲の版権を管理しているのはどこでしょうか?

現在、ビートルズの楽曲の版権管理は主に2つの会社によって行われています。

  1. ソニー・ミュージック・パブリッシング(旧ソニー/ATV音楽出版) ビートルズの作品の大部分の音楽出版権を管理しています。2016年にソニーがマイケル・ジャクソンの遺産から残りの50%の株式を取得し、ソニー・ミュージック・パブリッシングの完全子会社となりました。

  2. ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG) 2017年、UMGはビートルズの音源制作権(レコーディング権)を管理するキャピトル・レコードを買収しました。これによりUMGは、ビートルズの音源制作権の大部分を保有することになりました。

ただし、ビートルズのメンバーやその遺族が設立した会社も、一部の権利を保持しています。

  • アップル・コープス:ビートルズのメンバーが設立した会社で、ビートルズの商標権や一部の音源制作権を管理しています。

  • ハリスongs:ジョージ・ハリスンの遺産管理会社で、ハリスンが作詞作曲した楽曲の版権を管理しています。

以上のように、ビートルズの楽曲の版権管理は複数の会社によって行われていますが、その中心的な役割を担っているのが、ソニー・ミュージック・パブリッシングとユニバーサル・ミュージック・グループだと言えるでしょう。

そう言えば、マイケル・ジャクソンが、版権を買っていましたね。

そうですね。マイケル・ジャクソンがビートルズの楽曲の版権を取得したのは、音楽出版権の重要性を早くから認識していたからだと言われています。

1985年、ジャクソンはATV音楽出版(現在のソニー・ミュージック・パブリッシング)を4,750万ドルで購入しました。このカタログにはビートルズの楽曲の大部分が含まれていました。当時、ビートルズのメンバーであるポール・マッカートニーもATV音楽出版の購入に興味を示していましたが、ジャクソンに先を越されてしまったのです。

ジャクソンのこの決定は、非常に先見の明があったと評価されています。音楽出版権は、レコード売上による収入よりも長期的かつ安定的な収入源となるからです。

1995年、ジャクソンはATV音楽出版をソニーと合併し、ソニー/ATV音楽出版を設立しました。ジャクソンは株式の50%を保有し、カタログの管理に関与し続けました。

マイケル・ジャクソンの死後、その遺産はソニーとの合弁事業であるソニー/ATV音楽出版の株式の50%を保有し続けました。しかし2016年、ソニーがジャクソンの遺産からその株式を7億5,000万ドルで買い取り、ソニー/ATV音楽出版はソニーの完全子会社となりました。

マイケル・ジャクソンによるビートルズの音楽出版権の取得は、音楽産業における重要な出来事の1つとして記憶されています。

以前は、アップル製品を買うと、付属品にアップルのロゴシールがついていましたね。

そうですね。1970年代から1990年代にかけて、アップル社の製品には、カラフルなアップルのロゴシールが付属していました。このシールは、ユーザーがアップル製品を購入したことを示すステータスシンボルとしての役割も果たしていました。

当時、アップルのロゴシールは以下のような用途で使われていました。

  1. 車のバンパーやウィンドウに貼って、アップルユーザーであることを示す。

  2. ノートパソコンやその他のデバイスに貼って、製品をパーソナライズする。

  3. 書類や手紙などに貼って、アップルへの愛着を示す。

しかし、1990年代後半以降、アップル社はロゴシールを製品に付属しなくなりました。その理由は以下のようなものだと考えられています。

  1. コスト削減:ロゴシールの製造コストを削減するため。

  2. ブランドイメージの変更:アップル社が高級ブランドとしてのイメージを確立するにつれ、ロゴシールは必要なくなったと判断されたため。

  3. 環境への配慮:不要なプラスチック製品の削減を目指したため。

現在では、アップル社の製品にロゴシールが付属することはありませんが、当時のアップルユーザーの間では、ロゴシールは思い出の品として大切に保管されているようです。ロゴシールは、アップル社の歴史の一部であり、同社のブランドの進化を物語る興味深いアイテムだと言えるでしょう。

一時期、白いアップルロゴシールもありました。

はい、その通りです。1990年代後半から2000年代初頭にかけて、アップル社は白いアップルロゴシールも製品に付属していました。

白いアップルロゴシールは、1998年にアップル社がiMac G3を発売した際に導入されました。このシールは、iMac G3のカラフルで透明なデザインと調和するように、シンプルな白一色で作られていました。

白いアップルロゴシールは、以下のような製品に付属していました。

  1. iMac G3(1998年~2001年)

  2. iBook G3(1999年~2001年)

  3. Power Mac G4 Cube(2000年~2001年)

白いアップルロゴシールは、従来のカラフルなロゴシールよりもシンプルで洗練された印象を与えました。これは、アップル社が当時進めていたブランドイメージの刷新と合致するものでした。

しかし、白いアップルロゴシールの付属は長く続きませんでした。2001年以降、アップル社はロゴシールを製品に付属しなくなり、白いロゴシールも姿を消しました。

現在では、白いアップルロゴシールはアップル社の歴史における一時期を象徴するレアアイテムとして、コレクターの間で高い価値を持っています。このシールは、アップル社のデザイン哲学の変遷を物語る興味深い存在だと言えるでしょう。

iPhoneにもついていた気もしますが・・・

iPhoneにアップルロゴシールが付属していたかどうかについては、少し混同があるかもしれません。

iPhoneの初代モデルが発売されたのは2007年で、この時点ではアップル社はすでにロゴシールを製品に付属していませんでした。したがって、iPhoneの公式アクセサリとしてアップルロゴシールが提供されたことはありません。

ただし、iPhoneの発売当初、一部の小売店が独自の判断で、iPhoneの購入者にアップルロゴシールを配布していたケースがあったかもしれません。これらのシールは、アップル社の公式製品ではなく、小売店のプロモーション用アイテムだったと考えられます。

また、アップルロゴシールに似たデザインのステッカーやデカールが、サードパーティー製のiPhoneアクセサリとして販売されていたこともあります。これらは、iPhoneユーザーがデバイスをカスタマイズするために購入していたものです。

しかし、公式にiPhone本体にアップルロゴシールが付属していたことはなく、iPhoneの付属品としてロゴシールが提供されていた記録はないようです。

アップルロゴシールは、主にiPhone以前の時代、特に1990年代から2000年代初頭にかけてのアップル製品に付属していたアイテムだと言えるでしょう。

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