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社長が思うエクスメディオの社会的役割(前編)


澤田さんって、どんな人? 変な人?

●後藤)澤田さん、お疲れさまです。今日は「社長が思うエクスメディオの社会的役割」というテーマで、お話しできればと思います。よろしくお願いします。

●澤田)はい、よろしくお願いします。この記事を読んでくださる方に伝えたいし、自分たちを俯瞰する意味でも、良いテーマですね。

●後藤)本題に入る前に、まずは澤田さんがどんな人かを知りたいと思います。あの……コーポレートサイトにも経歴を書かれていますが、元ミュージシャンというのは本当ですか?(笑)

●澤田)ありがとうございます。人生いろいろありますからね(笑)。私は大学卒業後、医療機器の営業職として社会人スタートしました。当時は毎日、大学病院内を回り、病棟や手術室などで使う消耗品の注文を受けていました。私、実は学生時代からロックやテクノの音楽をつくることが大好きで、その会社に就職した理由も土日休みでバンド活動を続けられれば……と思っていたのですが、医療にかかわる仕事は、医療職でなくても勉強しようと思えば果てしなくできるじゃないですか。

●後藤)はい、よくわかります。(後藤の前職は製薬メーカーのMR)

●澤田)その頃の自分は、月〜金にあらゆる診療科で聞いた医療用語や情報をひたすらメモし、土日に復習する日々でした。「もはや音楽をつくっている場合ではない」と思う一方、曲のアイデアはとめどなく溢れてくる状態で、将来もし「そんなにやりたいことを、どうしてやらなかったの?」と聞かれて「大人の事情で……」なんて答えるのは嫌だと思い、わがままで申し訳ないのですが、1年半勤めて後輩に仕事を引き継いで退職させていただきました。

そこから、3年間の期限と半年に1枚はアルバムをつくると決め、ソロミュージシャンとして、昼は自宅で作曲・録音、夜は映画館などでアルバイト、音源ができたらライブという音楽活動を行っていました。

2年半後、最後のアルバムが名古屋のFM局で月間1位に選ばれ、ささやかなエピソードができたとともに、3年間で50曲ほど音源をつくったので一旦出し切ったと思いました。

●後藤)なるほど。ここまでの話で結構なボリュームになってしまいましたね(汗)。でも、澤田さんの人柄がわかるエピソードで面白いです。その後はどのようなキャリアを歩まれたのですか?

●澤田)すみません、少し尺を意識して話します(汗)。音楽活動をひと区切りした後は、こんな自分を拾ってくれる会社があれば、全力感謝で恩返ししたいと思いながら、社会保険・社会保障分野の出版社にご縁をいただきました。

営業職で応募したのですが、研修中に「君は制作のほうが向いているよ」と当時の部長が勧めてくださり、広報誌の企画・取材・ライティング・デザインディレクションを行う編集者として7年半ほど勤めました。

そして2010年頃、当時よく取材させていただいた東京大学の予防医療の先生から「健康経営」の構想を聞き、その仕組みづくりにかかわりたいと思い、その先生が立ち上げたヘルスケアベンチャーに転職しました。

そこでは、生活習慣病の予防をテーマにした会員制WEBメディア(会員数100万人超)の編集長を担当し、成果が出ず苦しい時期もありましたが、ユーザーの声に応える企画を徹底的に続けることで、MAU(月間利用率)を1%から13%まで向上させることができました。

●後藤)そうすると、澤田さんのキャリアの重心というか強みは、編集者としての経験ですか?

●澤田)文章を書くこと、それをどう見せるかということは、たくさん経験してきたので、情報と状況の編集力は自分の強みだと思っています。

●後藤)ふむふむ……情報と状況の編集力。経験者ならではの表現ですね。そして、エクスメディオに入社されるのですか?

39歳で入社、エクスメディオの仕事は自分や家族の将来につながる

●澤田)いえ、エクスメディオに入社したのは39歳のときですが、35歳でスタートアップ・ベンチャーへの転職支援を専門に行うHRテック企業に転職しています。これまでとは全く異なる業界でしたが、魅力的なベンチャーの経営者に話を聞く機会が多い仕事で、学びと刺激を受けました。

36歳のときに第二子が生まれ、子育てを夫婦でどう協力するか悩む時期があり、私は主夫 兼 個人事業主として、育児・家事の比重を増やしながら、授乳をラクにするオリジナル商品を開発・販売する個人事業を始め、北海道から沖縄まで数百人のママさん達にご購入・ご好評いただきました。

そして育児がひと段落したところで、暮らしのボトルネックを解消する個人事業を継続するか、再就職するか悩んだ末に、医師のボトルネックを解消するプロダクトを提供しているエクスメディオに転職しました。

●後藤)対象がママさんから医師に変わることに、迷いはなかったのですか?

●澤田)実は私の妻は大学病院で産婦人科医として働いており、義母や義兄も医師であるため、暮らしの中で、医師のパブリックな姿のみならず、プライベートも含めた生々しい悩みや考えを聞く機会がたくさんあります。

それゆえに、顔見知りの医師が日常的に使いたくなるサービスをつくり「医師・医療の課題を解決する」ことは魅力的でしたし、私自身、過去に医療・ヘルスケア領域のベンチャーが志だけでは成功が難しいことを実感していたので「持続可能な事業をつくり出す」ことを目標に転職を決めました。

そして何より「テクノロジーの力で、世界の健康寿命を5年延ばす」という創業からのミッションを聞き、医師だけでなく、その先にいる患者さん、つまり、自分や自分の家族の将来にかかわることとして、この仕事がつながっていくことに興味がありました。

●後藤)そこは私も共感するポイントです。それにしても、澤田さんがエクスメディオに入社したのは2020年2月、代表取締役社長に就任したのは2022年2月ですよね。ぶっちゃけ何があったのですか……?

●澤田)ああ、それは素直な疑問ですよね。わかりました。この続きは次回お話しします。

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