食事を美味しいと感じるのは味だけじゃない
美味しいものを食べた時に、いつも思うんですけど「食事は味だけではないよな~」ってこと。
人が料理などを「美味しい」と感じる要素は、味覚の他にいろいろとあるんですね。
味覚が占めている割合は30パーセントくらい。
それはあなただって感じているでしょ?
だって、どんなに美味しい料理でも、一緒に食べた人が嫌いな相手だったり、緊張する相手だったりしたら、美味しいって感じられない。
そういう経験をしたことがありませんか。
コワイ上司と、お客さまを接待している時、どんなに美味しい料理を食べても、味すら忘れています。
たとえばおにぎりひとつにしてもそうです。
残業しているときに、コンビニのおにぎりをひとり暗いオフィスで食べるのと、太陽の下で気のあった仲間と食べるのでは、味が明らかにちがいますよね。
このように食事が美味しいと感じるのは、味の他の要素もたくさん関わっているっていうことです。
誰と食べたのか?
レストランのインテリアはどうか?
どんな気持ちで食べたのか?
どういうサービスで食べたのか?
料理の見え方(盛りつけや器)はどうだったのか?
ね、味だけじゃないってことです。
だから「美味しい料理を出していれば、お客は来てくれる」なんて思っている料理人やレストランの経営者がいたら、その店のつぶれる確率は70パーセント以上あるってこと。
でも、まだそういうことを言っている頑固な人もいますけど・・・。
消費者の方々は、もう飢えていないんですからね。
食事に求めているのは味だけではないってことです。
もちろん『味』が悪くてもいい、といっているわけではありませんよ。
味はよくなければいけません。
ただそれ以外の要素も大きいってことを認識することが大切だということです。
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