【Odd】リズムにおける奇数
みなさんは変拍子や奇数連符は得意ですか?
「できるけど得意ではない」
多くの方がそう思っているのではないかなと。何を隠そう僕自身も2~3年前までは決して得意ではありませんでした。なぜなら多くのポピュラーミュージックは4拍子、そして8分や16分などイーブン(偶数)のリズムで構成されているため演奏する機会が少ないから。
変拍子がガンガン出てくる曲ってポップスではまだまだ少ないし、それらがよく出てくるプログレやフュージョンは私はあまり演奏しないので練習してこなかったんですが・・・でもそういうリズムにはずっと興味があったのでこの際しっかり研究してみたところ、とても面白くて一般的な偶数のリズムよりも自由で今は奇数リズムの虜になっています(笑)
好きすぎて奇数リズムで曲を書いてしまうぐらい。
みなさんはこの曲のリズム感、どう感じたでしょうか?
変拍子?5連符?それとも普通に4拍子に聞こえる?感じ方は様々かと思いますが、これから私の今までの研究結果を発表していきたいと思います。
その前に!
これから話していくテーマには大前提となる「拍の認識」がかなり重要となってきますので、こちらの連載記事に目を通していただいた方が理解がスムーズかと思いますので是非ご覧くださいね。
2拍子の心地よさ
特に音楽的な訓練をしていなくても、人は潜在的に2拍子のリズムを感じることができます。
「吸う、吐く」の呼吸をはじめ、歩行、押し引き、上げ下げ、開け閉め
そしてリズム考察記事にもあったアップ・ダウンなど、2拍子のリズムを日ごろから感じることが多いからではないかと思っています。
歴史や文化的な背景から3拍子を感じることが日常のところもあると思いますが、私は生粋の日本人であまり海外の文化に触れたこともないのでそこは正直わかりません。なのでそれに関しては明言を避けさせてもらいます。3については3拍子の指揮法や三角形をイメージしたりしますがそれについてはまたいずれ。
少し話がそれましたが2拍子のリズムには日々の生活と密接し、慣れ親しんだ感覚であるのでそれを活用しない術はないと考えています。4拍子も結局のところ2拍子+2拍子をひとまとめにしたものです。
Odd[オッド]とは
今回の連載タイトルにしたOddを日本語に訳すと「変な」とか「奇数」「片方」「余り、半端な」といった意味があります。変拍子のことを英語ではIrregular timeやOdd meterと呼びます。両目の色が違うことをオッドアイと呼んだりしますよね、ニュアンス的には「本来均等であるはずのものがそうでない」といった感じなのかなと思います。なので曲中にいきなり3拍子や5拍子が来たら「あー!一拍多かった!」とか「あ!足らなかった!」って失敗したときに感じますね。
奇数連符と変拍子は同じもの
長くなってきたので詳しくはまた次回記事でしていこうと思いますが、5連符や7連符の奇数連符と変拍子は同じ性質のものです。つまりどちらかを正しく習得したころには両方すでに習得済みになっているのです。私自身、奇数連符を練習していたら変拍子も全然難しく感じなくなっていたのが大きな発見でした。
そのことからメソッドを体系化し、過去に2回、奇数連符セミナーを開きました。
その方法論をこれからnoteでも公開していきますので、興味のある方は是非これからの内容を楽しみにしていてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました!
EXIT DRUMLESSON
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