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情熱大陸の山Pの言葉が忘れられない。

今期は『クロサギ』というドラマが放送されています。

もちろん原作も読んで大変面白かったですけども、僕は『クロサギ』と聞けば山下智久さんの主演されたドラマを思い出します。

ちょうどその頃、劇場版の制作過程に伴って山下さんが情熱大陸で特集されていたんですが、もう随分前のことなんで僕の記憶が曖昧になっているのは確かなんですけど、

今日はその時に山下さんが言った一言が未だに忘れられなくて、僕にとってはすごくかっこいい言葉なんで紹介したいと思います。

とにかくその頃の山下さんは人気絶頂期で多忙を極めていました。

アイドル、歌手、俳優、おそらく寝る暇の無い超過密スケジュール。

年齢的にも20代前半で、僕の周りの女性陣も目の前に僕というイケメンがいるにも関わらず、みんな口を揃えて山Pかっこいい!!と大絶賛。

同じ男性としてはやっかむくらいの存在でした。

そんな名実ともにスーパースターの彼を密着取材するのは当然のことですね。

僕は当時『クロサギ』という作品にハマっていたので、何となくこの番組を見ていたのですが、まぁ想像通りの情熱大陸的な進行に、ただ眺めているだけでした。

ここからは多少僕の記憶違いもあるとは思うのですが、何せ手元に映像が無いので記憶をたぐりながら話を進めていきますと、

確か劇場版の『クロサギ』の中で雨に打たれて地面にうずくまるシーンがあったんです。それがきっかけなのか、なんと山下さんは体調を崩し、ソファに横たわった状態でインタビューを受けていました。

その時に言った言葉こそ、僕にとっては生涯忘れられない言葉になったのです。

そこで彼が言った言葉とは、

「かっこ悪い姿は見られてもいいけど、弱ってる姿は見せたくない」

でした。

この言葉、普通にかっこいいと思います。

でも、なぜなのか?と考えて、わりかし最近になってそうかと自分なりに思ったのは、

まず、前半の「かっこ悪い姿は見られてもいいけど」は、超絶人気のイケメンだからこそ映える発言です。

これを僕が言っても、いや、あんたかっこいい時なんかないやん!で済ませられますが、特に当時のジャニーズと言えば、イケメンの代名詞。いい意味でも悪い意味でもルックススキルに全振りしたキャラクターといった扱いです。

そんなルックス重視で売っている現役バリバリのアイドルである彼が、あろうことか、「かっこ悪い姿」を見られても構わないというのです。

つまりここでは、自分が他人からルックスのことでどう見られても構わないという、あるがままの自分を見てもらいたいという心情が見えます。

これが、逆にかっこ悪い姿を見られたくないなら、ある意味で、内に向かった自己愛とも思えます。ナルシシストですね。もちろん職業的にはセクシーサンキューのプロ構えであっていいのですが、それを踏まえた上でこその発言だから映えるわけです。

さ・ら・に後半の、

「でも、弱ってる姿は見せたくない」には、内向きではなく、外向き、周りの人への配慮を感じます。

自分が弱っているところを見せると周りの人に余計な気を遣わせてしまうという配慮です。もし、彼が休めばとんでもない損害が日割りレベルで発生することは間違いない。

それに比べると随分レベルが違いますが、僕も仕事場では、なるべく弱っている姿は気づかれたくないと思っています。

よほど体調が悪ければ休みますが、そこまででなくても調子が悪いことは隠します。たとえば、腰痛で重い物が持てない状態なら誰かに頼むしかありませんが、多少の不調は年齢を重ねるごとに増えるものです。

でもそれは誰にだって、年齢に関係なくあります。

昨日眠れなかったとか、プライベートな悩みがあるとか、みんなそれぞれに何かしら抱えながら、組織の中で協力しあって仕事をすることが多いと思います。

そんな時に、自分だけ弱っているというのを殊更アピールするのは自己中心的な考え方だなと思って僕は好きではありません。彼の発言はまさにこのことを指しているのだと僕は思っています。

「弱ってる姿は見られたくない」ではなくて、「見せたくない」というのも主体性があっていいですよね。

ちなみに僕はカッコ悪いところも見られたくないですけど(苦笑)

ともあれ、

「かっこ悪い姿は見られてもいいけど、弱ってる姿は見せたくない」という言葉はその時から僕の辞書に刻まれています。

残念ながら、使う機会が無いのでここで紹介させて頂きましたけどね。

無理をするのが美徳とは思いませんが、凛とした姿を持っている人は素敵だなと思いますし、自分もまたそうでありたいなと思います。

みなさんはどう思いますか?




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