天才の定義とは？

僕は昔から天才に憧れていた。

頭のいい人を見て、自分がもっと頭が良ければなぁと何度思ったことだろう。

しかし、天才とは単に頭がいい人だけを指すのではないと思うようになった。また、天才とはなりたくてもなれるものではないと思うようにもなった。

岡田斗司夫さんの本によれば、

あなたを天才にするスマートノート・電子版プラス

天才とは、「発想力」と「表現力」と「論理力」の３つの能力を兼ね備えた人のことを言うのだそうだ。

それぞれに関して高い能力を持ち、それが強い主体性によって一つの人格の中にまとまっている状態。

「発想力」ー今までの価値観、感性を捨てて、新しい思いつきや概念を生み出したり面白がれる能力

「表現力」ー自分の考えを他人に伝える技術

「論理力」ー複雑な考えや雑多なアイデアを整理し、矛盾を無くし、まとめたり順番に気を配って並べたりして、分かりやすい形に整える能力

「発想力」と「論理力」を兼ね備えた有名人は、孫正義、堀江貴文、勝間和代さんなど改革者タイプ

→他人が気がつかない意外な視点をビジネスチャンスに変え、強烈な論理力で実現化するが、「表現力」に欠けるのでトークに面白みがない

「表現力」と「論理力」を兼ね備えた有名人は、マイケル・サンデル教授、池上彰、島田紳介さんなど頭の良い人

→圧倒的なプレゼン能力があり、根底に強い論理力があるため話が分かりやすい反面、「発想力」に欠けるため意外性や新しいモノを生み出せないので、今起きていることの説明しかできない

「発想力」と「表現力」を兼ね備えた有名人は、松本人志を代表するお笑い芸人の多くのタイプ

→独創的な着眼点を高度な話芸や演技力で表現することができるが、「論理力」が欠けているので、訳がわからない面白さばかりを目指しているから継続性がない

では、三つの能力を兼ね揃えた有名人とは誰かと言えば、

スティーブ・ジョブズ、ビートたけし、レオナルド・ダ・ヴィンチ、釈迦、イエス・キリスト、マルクスなどだそうです。

こうして見ると、確かにそうだなぁと納得します。

芸術家のような表現力に突出した人も天才だけど、弁護士のような論理力の鋭い人も天才だし、僕の大好きな松本人志さんのような奇抜な発想にはうなづかされます。

その三要素を持っている人は間違いなく天才です。

何か一つだけ能力を授かれるとしたら、僕は発想力が欲しいですが、せっかくの発想力もそれを誰かに伝える表現力や論理力が無ければ宝の持ち腐れになりますね。

となると、少なくともあと一つの能力との結びつきが必要です。

みなさんが他に思い浮かべた人はいますか？