斎藤一人さん。
劇団ひとりさんじゃないよ。
でも↑この小説は好きでした。
僕は斎藤一人さんが銀座まるかんの創業者ということしか知らない。しかもその商品を買ったことはない。
では何で知ったかと言えば、本好きの僕ですから当然本なんです。
たとえばこんな感じの本が10年くらい前かな?たくさん出てて、ページをめくるとCDの内容が大文字で書かれていて、文字がいっぱい詰まっている本が好きな僕はちょっと微妙だなと思ったのですが、CDの音声に興味があったので聞いてみたら、
めちゃめちゃ面白い!
話の中には魂とか神様というワードが出たり、各地にお弟子さんがいるのでちょっと宗教っぽくて怖いなという部分もあったのですが、一人さんは宗教じゃないよと言います。
なぜなら納税してるからw
当時高額納税者として12年連続10位。しかもたった数人の会社で。
ますます怪しいでしょう?w
でもね、すごくいいことをおっしゃるんですよ。
ちなみに僕は儲け話は好きじゃないんです。特に楽して儲ける系のフォローが来るとフォローは返しません。否定はしないけど、近寄らないという選択を取ります。ごめんなさい。
儲けることが悪いとは思いません。お金が無ければできない事は存在します。さらに高額納税をしている人は立派だと思います。それが人を幸せにして儲けているのなら素晴らしいと思います。
斎藤一人さんは漢方の商品を売っています。もしそれで体質改善につながった人が多くいるなら素敵な商売だと思います。ただ僕は試したことがないので分かりません。
でも斎藤一人さんのお話は面白いから好きです。当時はほとんどのCD付きの本を買いあさり、今でもそれをiPhoneで聞いたりします。
先日久しぶりに本屋さんのコーナーを覗いたら、もうCD付きの本はなくてお弟子さんと呼ばれる人達が一人さんから影響を受けた感じの本で埋め尽くされていました。だからこの音声録は貴重なんだと思います。
その音声はYouTubeで聞けますが、僕がいいと思う話をされているかは知りません。
一人さんは中卒です。しかもほとんど授業に出ていなかったらしいです。
だから勉強はできないらしいです。しかし、商売についてのことなら分かるらしいのです。
たとえば、人手が足りないとぼやく飲食店は努力が足りないと言います。
「お水はセルフサービスです」
という貼り紙一つでも工夫して、「こちらのお水は体によいお水です。何杯でもお飲みください」とするだけで、お客様は進んで注ぎに行くのではないだろうかと問います。そういう工夫をすることで人手不足を解消できないか?
商売はアイデアしだいで変わる。もっと努力しようよと。
こちらの記事にも素敵な紹介があるけれど、ホントに言葉一つで人の心って変わるものだ。
僕が心に残っている例を挙げると、ある人が沿道の花壇にこんなメッセージを書いていた。
「こちらのお花は毎日大切に育てています。」
ただそれだけのメッセージで傷つけないようにしようと思ったのはたぶん僕だけではないはずだ。
街角には罵詈雑言があふれている。メイワクと書き殴られた看板を見たりすると、置いた人も置かれて憤慨した人も何だか痛ましい。
公衆のお手洗いに行くと、
「みなさまのおかげでキレイに保てています。ありがとうございます」的なメッセージが貼ってあったりする。
何だか協力しろよという感じがして好きにはなれない。まぁ、命令文よりはいいと思うけど。僕はひねくれているのだろうか。
相手の心に届くには、相手に対する優しい気づかいが必要だと思う。
一人さんの話は面白い。相手が議論をふっかけてきそうになったら「私はちょっと変わっているところがありまして」と身を引く。「自分は変な人なんです」と衝突を避ける。自虐とは違ってうまく行く術を持っているのだ。
人との摩擦で心がどんよりした時、僕は一人さんの講演録を聞く。そして自分はまだまだなんだなぁと実感する。
そういうモノをいくつか持っているだけで僕は救われる。
また誰かと出会う時に優しくありたいなと思うのだ。
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