自分の伝え方で悩んだら
ブランディングの相談の中でよくあるのが「何を打ち出せばいいかわからない」という悩み。色んな資格を持っていたり、できることがたくさんあったりするとか、やりたいことがありすぎて絞れないとか、そういうこと。
また、やることは絞れるんだけど、付随する業務が多すぎて時間が足りないという方もおられます。
僕も、デザイン業や複数の飲食店やイベントなんかを平行してやってたことがあり、色々と悩んできたのでよくわかる。
エッセンシャル思考という本が売れたりしてるところをみると、世の中には「絞れない」ことで悩んでる人はたくさんいるのかもしれません。
こうすればシンプルにできますよ。
とか
このチャートに当てはめたらいいですよ。
みたいな、誰にでもできる方法があればいいのですが、うちのクライアントさんの場合もケースバイケースで、時間をかけて解きほぐす感じなので「やり方」をお伝えするのは難しい。
なので
今回は、僕がブランディングをするときの「考え方」のひとつを書いてみます。
それは
絞りきれないならどっちもやる。
です。
なんだ、シンプルに絞るんじゃないの?と思われるかもしれませんが、実際、複数の魅力があって絞れないことってあるし、その方が価値を高めることができることもあります。
僕に相談に来られる前に、そこまでできてる方もおられるのですが、逆に「だからこそ」悩んでおられる方が多い。
どういうことかというと、色々がんばって絞ってみたら、最後に魅力的な二つが残ってしまい、どちらも捨てがたくて悩んでしまうんですね。
悩んだあげく、二つ(または三つ)とも打ち出してる方っておられます。
名刺を見ると、肩書きが複数あるとか、業務内容がバラバラとか、自己紹介が長いとか(笑)
それがキャラとして確立されていれば問題ありませんが、結局何をする人なのか伝わりにくくて、印象に残らなかったりする。
飲食店で例えてみると、中華料理もインド料理も得意なので、両方やってます。みたいなお店。
上に書いた「絞りきれないならどっちもやる」という意味は、このケースで言うと、中華料理屋もインド料理屋もやるけど、別のお店を出すということ。別のお店なので、名前もデザインも違うし、ホームページも別にある。
これって、大きな会社は普通にやってることで、自動車メーカーなら車種別のホームページがあるし、家電メーカーなら家電のジャンル別にホームページがあります。高価格帯の車なら高級感のあるデザインになってるし、ファミリー向けならそういうイメージで作られてる。
自分は個人レベルなので、大きな会社とは違うと思われるかもしれませんが、お客さんからみてわかりやすくするという意味では同じ。
もちろん、できることがたくさんあるから、たくさんホームページを作ればいいということではなくて、あくまでも、どーしても絞り込めないときの「考え方のひとつ」ですけどね。
会社のチラシやホームページを作るときも一緒。
伝えたいことがたくさんあって、結局何が言いたいのかわからないモノを作るくらいなら、伝えたいこと別のチラシやホームページを作るという方法もありです。
何かの参考になれば嬉しいです。
では
今日もおもしろタノシズムで!
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