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「市場シェア」「マインドシェア」「ハートシェア」

企業は互いに競い合いながら自社の商品・ブランドの市場シェア拡大を目指いしてる。
市場シェアが10ポイント高くなると利益率は平均5ポイント上昇、市場シェアの1ポイントは数億円から数百億円にもおよぶ。

しかし、市場シェアのみに注力することにも問題は潜む。
ブランドにとって望ましくない顧客を多数取り込んでしまうことでイメージが低下する。
市場を狭く捉えすぎたために本来得られるべき利益や成長のチャンスを逃す。
GEのジャックウェルチは「市場シェアが10%になるよう市場を再定義せよ」と社員に命じた。

市場シェアを確実に伸ばしている企業は、マインドシェアとハートシェアを着実に伸ばしている企業。

■マインドシェア
ある製品が購入されるときに顧客によってブランドが想起される割合
■ハートシェア
ある製品が購入されるときに顧客によって購入したいブランドとして挙げられる割合

マインドシェアは思い出すだけ。ハートシェアはファンになっている状態か。

■市場シェアトップ企業=リーダー(市場の45%以上)
最大シェア・最大利潤・名声の確保と維持、市場の拡大、全方位戦略、中~高品質フルライン、中~高価格帯、広範囲なチャネル、マス広告によるブランド確立
■2番手企業=チャレンジャー(市場の30%)
リーダーを狙える市場シェア・経営資源をもっている、最大シェアの達成、差別化戦略、リーダーとの差別化商品、リーダーと比較して価格調整、特徴を持たせたチャネル、ブランド訴求と機能訴求
■3番手以下=フォロワー(市場の20%)
低価格帯や地方など利益の薄い市場セグメントにいる、生存利潤の確保、模倣戦略、低価格ライン、価格訴求、広告より営業・販促に注力
■業界内の特定の機能やセグメントに特化=ニッチャー(市場の5%)
独自の隙間市場にいる、利潤の確保、名声の確保と維持、特定市場セグメント、中~高品質・中~高価格帯の限定された製品ライン、マインドシェアを高める説得、ミニリーダー戦略

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