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【活動報告13】”LivingAnywhere”な生活:第1回山ゆるサミットin武甲山

2022年9月6日作成

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。

今回は、荒川上流部ウォーキングの番外編としまして、武甲山の登山に参加した様子を報告します。

1.武甲山って?

西武秩父駅前から撮影した武甲山です。

Δ写真1.武甲山北面
(西武秩父駅前から撮影)

1-1.位置

武甲山は埼玉県の秩父市と横瀬町とにまたがる山です。
山頂は、横瀬町になり、標高:1,304mです。

Δ図1.武甲山南面

武甲山の登山ルートの標高差は、833mです。

1-2.「ブラタモリ」で武甲山を紹介

川や海にしか関心を示さない筆者が、武甲山に注目したのは、海に関連する山だからです。
以前「ブラタモリ」というTV番組で、秩父を紹介する番組を視聴しました。
タモリが、無類の地質好きということもあり、各地の地質が取り上げられることが多い番組です。
御多分にもれず、秩父の紹介のメインは、確か「武甲山」だったと思います。

武甲山は、北側斜面が石灰岩質だそうで、石灰岩の採掘が盛んに行われているところです。
石灰岩からセメントを精製します。
武甲山の周辺には、「三菱セメント」や「秩父セメント」などのセメント工場が、林立しています。

Δ写真2.セメント工場が林立
(横瀬駅から撮影)

セメントに関連する大型特殊車両が、横瀬町・秩父市の道路を数多く走行しています。

Δ写真3.セメントに関連する大型特殊車両
(LAC横瀬から撮影)

元々、武甲山の石灰岩採掘を始めたのは、渋沢栄一が設立した「秩父セメント」です。
現在でも稼働しています。

また、セメントの輸送のために、秩父鉄道が開業しました。
現在でもセメント輸送列車が走行しています。

Δ写真4.セメント輸送列車:秩父鉄道
(和銅黒屋駅~皆野駅間で撮影)

1-3.武甲山の成り立ち

「ブラタモリ」の番組で、最も印象に残っているのが、武甲山の成り立ちです。
なんと、武甲山は元々ハワイ近海の海面下でそびえ立つ海山だったそうです。
しかも、主成分はサンゴによりできた石灰岩だそうです。

その海山がプレートの動きにより、数千万年~数億年という歳月をかけて、日本列島に衝突し、隆起してできた山が武甲山です。
写真1の白くなっている山肌は、元々ハワイ近海のサンゴだったんです。
「すごすぎる!」と感動しているのは、多分筆者一人だろうけど。

2.武甲山登山に参加

てなわけで、無性に武甲山に上りたくなりました。

2-1.「ウェルビーイング」主催「第1回山ゆるサミットin武甲山」に参加申込み

タイミング良く、LACのslack上に武甲山の登山参加希望者を募る案内が掲載されているではありませんか?
これは、のらない手はないと思い、見た瞬間に申し込みをしました。

Δ図2.「第1回山ゆるサミットin武甲山」の案内

2-2.2022年9月4日決行

西武池袋線の横瀬駅に朝10:00に集合
参加者が集まりました。
準備してくださった車に乗り、横瀬駅から武甲山登山口まで行きます。

登山口にて参加者がもう一度集まり、登山の説明と自己紹介

Δ写真5.登山口にてミーティング

荷物を点検して、いざ出発です。

Δ写真6.登山口

登山ルートは、下図の通り。

Δ図3.登山ルート図

・登山口から山頂までの標高差:833m
・往復距離:6.7km
・往復所要時間:4時間25分
です。

2-3.垂直移動は思った以上にきつい

この日のために、毎日7~8km散歩をしてきました。
できるだけ高低差のある地域を選んで、練習しました。
それでも登山はきついです。

普段、川や海沿いをウォーキングしていますので、高低差はほとんどありません。
山道といいましても、ほとんど階段状態です。
一歩一歩足を上げないと登れませんので、体力の消耗量が、平面を歩く消耗量と全然違います。

逆に言えば、毎日散歩をしていなければ、とても登れませんでした。
準備をしておいたおかげで、ギリギリ登れました。

2-4.自然は素晴らしい

苦しいながらも、ふと景色を見ますと、自然の何と美しいことか!
心が洗われる感じになります。

Δ写真7.登山道途中に表れた滝

樹齢千年を超える杉も、独特のオーラをまとっており、威圧感を感じます。

Δ写真8.樹齢千年を超える杉の大木
Δ写真9.杉の大木の周辺で、途中休憩

2-5.ようやく山頂へ

息を切らしながら、ようやく山頂に到着しました。
しかし、この日は天気予報で濃霧注意報が出ており、山頂からの眺めは一面雲で真っ白。

Δ写真10.山頂からの眺め、一面曇

武甲山山頂に登った証に、記念撮影

Δ写真11.山頂で記念撮影

その後、山頂を少し降りた地点で昼食
こういう時に、キャンプグッズを所有している人は、映えるなあと感じます。
携帯用のガスコンロでお湯を沸かし、コーヒーを飲んでいる人がいましたが、「カッケー」と思います。

3.下山開始

山頂近くで、昼食・休憩を小一時間ほど取った後、下山開始。

筆者は、若いころ10年間ラグビーをしていました。
16歳の時、試合で右膝を痛めて以来、ずっとびっこをひいて歩いています。
膝に影響が出るのは、登りよりも下りです。
そのため、登山用のポールを準備していました。
ポールを駆使することにより、少しでも右膝の負担を軽くするためです。
おかげで、下山してからも右膝に痛みはなく、助かりました。

しかし、2回も見事にすべり転げました。
1回は仰向けになりました。
思わず「やっちゃった」と言ってしまったくらいです。

先頭を行くリーダーは、筆者の状態を気遣ってくれたのか、下山途中に何回も休憩を取ってくれました。

Δ写真12.下山途中の休憩時間

そんなこんなで、ようやく登山口に到着。
全員怪我無く無事に登山を終えることができました。

4.懇親会に参加

筆者は、主催者のウェルビーイングとは全く関係ありませんが、懇親会に参加させていただきました。
懇親会の場所は、宿泊施設「LAC横瀬」のすぐ近くにある「山ちゃん」という店です。

Δ居酒屋「山ちゃん」

ちなみに山関連の人たちと一緒に飲むのは初めて。
筆者が一緒によく行動する川や海の関係者には、熱い人が比較的多いです。
しかし、山関係の人たちも熱い人が多いことがわかりました。

話す一言一言に熱がこもっているので、最初は少し引きましたが、後半は筆者もつられて熱くなっていました。

当然、酒を飲みに来ているので、ビールで乾杯した後、筆者は地酒である

  • 「武甲正宗」1合

  • 「秩父錦」1合

を美味しくいただきました。
もう少し飲みたかったけど、初めての人たちの手前、遠慮しました。
「こういう登山なら、いいよなあ」と思いつつ、体は精一杯、拒否していました。

5.まとめ

人生初めての登山
もうすぐ還暦を迎える身が、やるものではないと、痛感しました。

しかし、汗をかいた後のビールは、たまりませんなあ!
引き続き、筆者のペースを保つことができる、水辺ウォーキングやカヤックに専念しようと思います。
その後の一杯を愉しむために!

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