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【短編小説】にーな2は振り向かない

夕焼けに染まる街並みを  
にーな2 (ツー)が歩く、まっすぐに  
でもその歩き方はなんだか奇妙  
一度も後ろを見ないのだ

「にーな2 (ツー)、何をそんなに見てるの?」  
と聞いても、彼女は返事しない  
実は後ろにいるのは大きな犬  
怖くて振り向けないのだ

彼女の瞳には決意が宿り  
でもその決意はちょっとした恐怖  
風が髪を揺らしても  
心はひたすら前を向く

道のりは険しく、時に滑稽  
彼女の足元にバナナの皮  
「滑るぞ、にーな2 (ツー)!」と叫んでも  
振り向かずに前進あるのみ

友達が手を振り呼んでも  
にーな2 (ツー)は無視を決め込む  
「あれ、にーな2 (ツー)?怒ってるの?」  
いいえ、ただの怖がりなの

一歩一歩進むにーな2 (ツー)  
その背中に付く大きな影  
実はただの影遊び  
でも彼女はそれに気づかない

「振り向かない」と決めた理由は  
意外とシンプル、ただの勘違い  
後ろに何か怖いものがいると  
勝手に思い込んだだけ

にーな2 (ツー)は強く生きる  
でもその強さはちょっと違う  
未来を信じ、前を見据えて  
背後の影から逃げ続ける

夕陽が沈むその瞬間に  
彼女の影は消えるのに  
それでも振り向かずに進むにーな2   (ツー)
まさに自分の影に怯える

By MakoCafe

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あとがき

勝手なイメージです😅


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