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高校レベルの教科書を学び直す

先日、本屋に子どもの絵本を見に行った時、マンガ『日本の歴史』シリーズが目に止まりました。自分が子どもの頃繰り返し読んでたなあと懐かしい気持ちになっていたのですが、それと同時にドキッとさせられたのが『日本の歴史』として既にコロナ禍の話まで収録されていることです。

いや、それめっちゃ最近の話やん。もうそれ「歴史」なの?と。


でも、よく考えてみれば当然と言えば当然ではあります。自分が子どもの頃から月日が流れ「歴史」もどんどんアップデートされてるんですよね。(歳がバレそうなので具体的には語りませんが)自分が読んでいた時には最新であった事件も今や一昔前の出来事の扱いになってるわけです。

『日本の歴史』の巻数が実質増えるぐらいには、自分が熱心に学んでいた頃から時が経過してしまっている。最近の事件をきちっと押さえられてないのはもちろん、それだけブランクが空いてしまっているならば単純に学んだ内容もうろ覚えになってしまっていることでしょう。

歴史に限った話でもありません。政治経済や地理を含めた社会科目全般、さらに言えば理科、国語、英語だって、だいぶ怪しいです。

かつて頑張って学校で学んだはずの内容が陳腐化、劣化してしまっている。この現実は、我ながらやっぱり悲しいし悔しい。

だから学び直したいなあと思うのです。


もっとも、一応、江草はこれまでも興味関心が向かうままに勝手に様々な書籍を読んで独学的な学びは続けてはいます。ところが、良くも悪くも自分の好みでポイポイと手を出すのはつまみ食い的であり、一般的で総合的で基礎的な知識の基盤としては弱いのは否めません。

なので、かつて学校で学んだ事項が陳腐化・劣化してしまっていることに対する対策という意味では、ある程度まとまって一般的で総合的で基礎的な知識が得られる教材が欲しいわけです。

なら、やはりここは高校の教科書がふさわしいでしょう。教科書なら、広い範囲の基礎知識を総合的に網羅しており、巷の商業出版書物と異なり著者独自の主張も混ざりにくいことから、現代社会における一般的立場を俯瞰するにもちょうどいいはずです。


理想を言えば、全科目学び直したいところなのですが、さすがに時間的にも労力的にもそれは難しそうです。最近は江草は少子化問題とか働き方改革の等の社会問題に関心が強いので、せめて社会系科目は押さえたいところです。

なのでひとまず「政治経済」と「地理」の教科書を入手しました。

冒頭で触れた科目の「歴史」は、わりとCOTEN RADIOさんとかで最近も日常的に親しんでるところがあるので、あえて後回しにしようかなと。

また、「倫理」については『もういちど読む山川倫理』という社会人の学び直し用の書籍が出てるので、教科書ではなくそちらにしました。

なお、実は教科書は書店に売っていないのですが、メルカリで中古品が売っているのでそれで入手しました。結構綺麗です(元の持ち主はちゃんと勉強してたのか不安になりますが)。大人でもこういう教科書入手ルートがあることを考えると、学び直しに良い時代と言えるかもしれません。ありがたいことです。


しかし、久しぶりに教科書をパラパラとめくるだけでも、自分の中では「ある程度知ってる」と思っていた事項が、結構うろ覚えの「知ってるつもり」だったことが痛感されます。今、試験受けたらボロボロだろうなあ。

独学は独善的になったり基礎が疎かになるのが危険だと思うので、今年はこうした高校レベルの教科書の学び直しを基盤とすることで、地に足をつけてここnoteでの論考も進めていきたいなと考えています。


以上、noteのお題企画の #今年学びたいこと でした。

江草の発信を応援してくださる方、よろしければサポートをお願いします。なんなら江草以外の人に対してでもいいです。今後の社会は直接的な見返り抜きに個々の活動を支援するパトロン型投資が重要になる時代になると思っています。皆で活動をサポートし合う文化を築いていきましょう。