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地方国立大学は本当に公務員試験採用に有利に作用しているのか?

以前このようなnoteを記しました。

本日時点で15もイイネがついてありがとうございます。今回はこの中で公務員への就職、について深掘りして取り上げます。

ご存じかもしれませんが、公務員試験は学閥採用や大学名採用を一切行っていません。あくまで筆記試験の点数と面接試験の点数だけで決定します。つまり、地方国立大学に行くことで、公務員採用に有利になることはありません。
せめて大手私大のような公務員講座が大学内で充実しているとか、それに直結する授業が開講されているとかであれば別ですが、このあたりが国立大学の淡白なところで、大学側が積極的に動かない(自主性を重んじるという言葉でフタをして)のが特徴です。
結局、田舎進学校の上位層と同じで、その母集団に入ってきた入学時点から優秀な人が勝手に勉強して公務員になっていくという構図があります。家庭環境や田舎特有の偏った進路指導で、合格最低点から見て、遥かに乖離した優秀な学生も入りやすいため、その上澄みがかすめ取って行く構造です。
つまり、その地方国立大学の存在が公務員採用にプラスになっているのではないのです。日本文化大学のように入ってきた学生を、多少学力的に困難でも公務員採用できるように上手に工夫して成果を残しているわけではありません。

学閥や採用試験での加点→ない
公務員対策授業→ない
地方国立大学に行って公務員を目指すメリットを無理やり探すなら、百万歩譲って、一緒の志の人が同じ大学に多いから精神的に励みになる、という要素ぐらいでしょうか。私のnoteを見るような人は「一緒にがんばろーね!」なんてノリの人ではないでしょうからそうなると意味が皆無になります。

となると、ますます文系で地方国立大学に行く意味ってなに?となります。私がオススメしているのは公務員志望であれば、特待生で無料にて地元の私立大学に行き、同量の勉強をすれば公務員試験に受かるという作戦です。そこまでお金を節約したいのであれば、この方法で240万円浮きますがどうでしょうか?
4年間で生涯賃金から見れば微々たる160万円を浮かせるためにMARCHに行かず地方国立に行くスタンスなのですから、240万円の出費削減は大きいと思います。

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