高校中退のススメ

2005年から高校卒業認定試験は現役高校生の受験も可能になりました。昔の高校生はたとえ学校に馴染めなくても、中退しないと受験の権利がなかったのでなかなか踏ん切りがつかずに、嫌々卒業した人も多いはずです。

現在の16歳以上であれば誰でも受験ができる条件であれば、私は高校を中退したと思います。
煩わしい人付き合いが不要、二人ペアを組めと言われて仲間外れになることもなく、学園祭や体育祭などどうでもいいイベントがなく、体育もやらずに済む。他のnoteにも書いた通り実力にあった高校も地域に存在しなかったのでなおさらです。

高認は「思いっきり易しいセンター試験(共通テストに非ず)を4割取ると合格」が目安です。昔の大検のように合格即上位国立受験生レベルというわけではないので、高認と大学受験は別物と考えるべきです。
受験資格を満たす16歳最初の試験で全科目合格できればいいですが、そう簡単に行かない人も多いはずなので、死守すべきは数学1です。数学だけは独学で対処しづらいので初回で4割を必ずクリアしましょう。高校偏差値60以上あり、高1の1学期が終わっていれば取れるはずです。私立文系狙いの皆さんは、この試験が終わったら一生数学やらなくて済むと思ったらきっとヤル気も出るでしょう(個人的には人生の教養として多少の数学はやるべきだと考えます)。

数学に受かればあとは暗記科目です。このnoteを読んでいるような人は、国語は中学校までの読解力で黙って通ると思うし、英語も中学校の勉強までで十分のはずですし、大学受験でも避けて通れないので問題ないでしょう。2回受験すれば全科目合格できるはずですので8月生まれより前の人は1年生終了時、早生まれの人は高校で1年間きちんと授業をするわけですから2年生の夏休みには取り終えるはずです。
でも、高認に通っても大学に受からなかったら中卒では?という心配は現在は必要ありません。ほぼ全入状態の大学なんて腐るほどあります。もちろん狙うはそのレベルではありませんが。

認定されて1年半から2年間、自由に受験勉強だけに時間を使えます。特に地方で、自分は偏差値70超えなのに、地域には偏差値50台の高校しかない人には向いています。家がお金持ちで予備校等に通える人はここからガッツリ勉強するといいでしょう。そうではなく、ほぼ独学の場合はさすがに数学や物理を誰にも習わずに進めるのはきついです。地歴と国語をどうにか自力で頑張って、英語だけ厳しい場合は先生につくといいでしょう。大学受験の英語であればかなり地方でも塾はあるはずですし、今はオンライン予備校もあります。

人付き合いがないのは楽ですが、勉強では孤独なので、あまり遠大な目標を立てずに毎日をコツコツ過ごした方が成功に近づきます。

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