岩井良明氏再挑戦!同志社で一番入学しやすいのはどこ?
受験生版Tiger Fundingで岩井良明社長が来年の社長勇退後に中退した同志社大学を一般受験で目指すという表明をしました。私も40代になってから社会学部に合格したことがあるという意味ではご縁があるのですが、さて、動画で一番入学しやすいのはどこかという話題になりました。
おおかたの予想通り神学部になりました。まあそうだろうみたいな気持ちで視聴していたのですが、コバショー氏は2年あればなどと言っているし偏差値が55云々と話していて、受験マニア的には「?」となりました。
偏差値が55というのは関関同立のやや低めの学部の数値で関関立であればごく普通に存在する偏差値です。私の中では同志社は神学部以外が60や62.5、神学部は45~50というイメージがあったので差がなくなってきているのか、もともと上智などとは違いそんなに差がなかったのかですね。
偏差値
そこで他の学部の偏差値もあらためて調べることにしました。
そんなに差がない・・・というか、社会学部の一部学科やスポーツ健康科学部は神学部と偏差値が同じです。それであれば神学部に絞る理由はどこにもないですね。ごく普通の文系学部の方が社会経験のある岩井社長は単位も取りやすいでしょうし。
合格最低点(全学部日程)
次にこんな比較ができるなと思ってしてみたのは全学部日程は同一科目同一配点なので、合格最低点で単純比較ができます(学部個別日程の方が穴場学部は特に受かりやすいので実際には個別日程でも受けるべきだとは思いますが)。それでは、同一日程同一問題での比較を行ってみましょう。
神学部神学科 365/500
なんとこれより低い学部学科、ありました! 実は結構たくさんあったので、文系の当該学部で一番低い学科だけ紹介します。
文学部英文学科 358
社会学部産業関係学科 349
経済学部経済学科 359
文化情報学部文化情報学科 354
スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科 345
グローバルコミュニケーション学部中国語コース 358
最大でマイナス20点の学科までありました。宗教系学部は入学してからが大変であることを考えれば、岩井さんはモロ体育会系気質ですしスポーツ健康科学部の方が点数的にも大学内での順応的にも断然いいでしょう。休むときがあっても教員の理解も得られやすく、応援団との相性もいいはずです。
入試日程
学部個別日程では神学部が一番低い点数でしたが問題が異なるので、単純比較はできないのと、それでも他学部も大差がないのでこれもまた諦めず受験して数を撃つべきだと感じます。
ゆえに入試日程はこうあるべきです(2023年度入試の場合)。
◎全学部日程 2/5 スポーツ健康科学部で出願
〇文学部or経済学部 2/6 文学部の方が学科が多いので速報見て穴場推奨
◎スポーツ健康科学部 2/7 この日は他学部もあるが当然スポ健へ
△グロ学部or法学部 2/8 疲れるならこの日はお休み
◎神学部 2/9 この日は他学部もあるが当然神学部へ
〇社会学部 2/10 産業関係学科を中心に速報見て穴場推奨
2月8日はお休みとして、残り5日間受験してどこかにひっかかる作戦がいいでしょう。
再受験に対する批判について
中年以上の再受験者や芸能人をはじめインフルエンサーのチャレンジに対して、しばしば「受験をエンタメに使うな」「他の受験生が一人落とされる」「若い人に枠を譲れ」だのくだらないことを言う方がいますが、大学受験は18歳だけのものではありません。そもそも、研究意欲もないのに、就職目的のためだけに大学に来る18歳の方が学校教育法的にはよこしまです。
誰でも受けられるからこその一般入試であって、再受験生や番組企画の受験生がいることは、結果として入試の公正性担保にも繋がっています。こうした批判をされる方が嫌いな傾向にある、指定校推薦や総合型入試(旧AO入試)をバッシングした口で二枚舌のようなことを語るのはダブルスタンダードです。
再受験は来るな、推薦や総合型は来るな、留学生は来るなというネットのよくある意見を総合させると、大学を高校4年生化(高校化)・就職予備校化(専修学校化)させる方向に進ませたいとしか思えません。
このグラフを見てください。二部を含めてこの数値です。日本人よ恥を知れ!と言いたいです。インターネット上に多い韓国が嫌いな皆さん、あれだけ現役での受験戦争が厳しいと評判の国にまで9倍差をつけられている現実を噛みしめてください。
岩井社長の思いが動画の中で語られるようなものであれ、たとえエンタメ要素があれ、影響力のある25歳以上の方が大学受験をすることは極めて価値のあることです。その意味でも岩井社長の決断とチャレンジ精神を強く支持します。
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