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リーダーに求める事とは?

心震える気付き492

何気ない同僚との雑談で、リーダー論になった。
最近のリーダーは……
の先に見たリーダーの本質とは……

サラリーマンを長いことやっていたお陰で、様々なリーダーを
見させて頂いた。
平成初期の頃であれば、パワハラと言う言葉もなく、
本当に殴って指導する、暴力上司。
部下の主張が正しければ、例え相手が上級上司であろうとも
怯む事なく闘う、アニキ上司。
エンジニアであるにも関わらず、一切実験をせず、
部下のデータでひたすらレポートを書きまくり、本まで出版し、
その功績で出世していった、要領上司。
自分の出世しか頭になく、部下をコマとして扱い、
部下が倒れようともなんとも思っていない、非情上司。
などなど、多彩な顔ぶれであった。(笑)

昨今は、”優秀”な人が上司になるケースが多い。
一流難関大卒である事を自ら吹聴する、エリート上司。
有名企業からの転職してきた、キャリア上司。
エンジニアとして数々の実績をあげてきた、テクノ上司。

いずれの上司も私には無い何かを持ち合わせており、
それが評価されての昇格であろう。
この事には、素直に敬意を表したい。

ただ、同僚と話していて一致した事がある。
部下が求めていることは、そこでは無いと。

部下が求めているのは、”優秀さ”ではなく、”責任”である。
普段は頼りにならなくとも、いざと言う時の”決断”である。
上手くいかなかった時は、前面に立って責任をとってくれる。
判断に迷った時は、目指すべき方向を明確に示してくれる。
これらが、同僚と一致した、リーダーの本質である。

”責任”と”決断”それさえしてくれれば、
論文書いて出版しようとも、
普段は居るか居ないか分からなくとも、
現場は明示された方向へ向かって勝手にやるので良いのである。

上司は技術的に優秀である必要は全く無い。
普段は、存在感がなくとも、いざと言う時に活躍してくれる。
そんな、アニキ的上司が絶滅危機種になっている。
そう感じるのは、プチシニアの我々だけだろうか?

保護するか? 自らなるか?
守より攻めるかな?


【気付き】
リーダーに求めるものは、
”責任”と”決断”
必ずしもその分野で優秀である必要はない。
極端に言えば、普段は居なくとも良い。
いざという時に登場し、責任を決断を明確にする。
このことで、部下は安心してモテる能力をフルスロットルで
発揮できるのである。


【本日の名言】
「志を立てる」
「自らを知る」
「衆知を集める」
そして
「愛嬌』
by 松下幸之助

#リーダー論 #責任 #決断


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