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思えば遠くへ来たものだ!

心震える気付き497

日々のちょっとした習慣は、その効用を実感する事はほとんどない。
ただ、継続して積み重ねたその微差が、大差となっている事に、
ある日 突然気づくのである。

日々の行動の振り返り、軌道修正、言語化による思考への落とし込み。
私はこれらを目的に、日記を書くことを習慣にしている。
と偉そうに書いているが、とあるセミナーにてヒントを得、
実践してから、1年半ほどしかたっていない。

日記の効用は頭では理解しているが、
それが日々の活動で実感できる訳ではなく、
と言うか、まるで実感する事はなく、
とは言え、セミナー講師の圧巻の実績の背景には、
日記ありとの言葉を信じて、
日々コツコツと日記を書き続けてきた。

毎日続けると言う事は、どんなに些細な事であっても、
結構大変である。
やってみた人しか分からない、
見えないハードルが存在する。

日記という、フリーフォーマットで、
自分の好きなことを、好きなように書く、
自由満載のスタイルであっても、
筆がスラスラと進み、次から次へと文章が出てくる
そんな時があるかと思えば、
筆が全く進まない時もある。
どう考えても、書けるネタが無い。
初期の頃は、その様に感じることが度々あった。

毎日続けるという事は、
筆が進まない時、
書くネタが無い時、
そんな時でも強引に文章を生み出す事になり、
どんなことからも物語を、そして、教訓を生み出す訓練になる。

負荷を感じる方が筋力が付きやすい、筋トレの様に、
文章においても、書けない時に書くことで、
知らず知らずのうちに、抽象化、言語化するチカラが、
鍛えられて行くと思う。

日々の積み重ねの成果だろうか?
今日は面白い体験をしたので紹介したい。

それはプレゼン後の質疑応答にて起きた。
プレゼン後の質疑には大きく分けて2つある。

一つは、想定内の質問。
こちらは予め準備しているのでスラスラ答え易い。

もう一つは、全く予想していない切り口から来る質問。
こちらは、答えながら文章を作り上げて行く必要があり、
文章作成スピードが、答えるスピードとより遅ければ、
The END.
言葉に詰まってしまうのである。

今日の面白い体験は、想定外の質問を受けた時に起きた。
とりあえず、答え始めてから、頭の中で文章を考える訳であるが、
なんと! 頭の中のスクリーンへ、
文書が次から次へと映し出されたのである。

まるで、台本を見ているが如く、
私は落ち着いて、映し出された文章を
読み上げたのであった。

この台本のお陰で、
いつも以上に落ち着いて、
慌てふためくことなく、ゆっくりと丁寧に、
質問に回答することができた。

日々の実感としては、感じることが少なかったが、
一つ一つの小さな積み重ねにより、
確実に言語を操るチカラがついてきたのであろう。
日記を書き始めた場所からは、確実に進んでいるのを
実感した瞬間であった。

軒下の雨だれが落ちるコンクリートは、凹になっていることが多い。
一滴一滴の水滴によるチカラは、痛くも痒くもないほど微力である。
しかし、それが長年に渡り続いた結果、
硬いコンクリートにダメージを与え、
更には砕き、表面を削り凹形状にしたのである。
微差の積分がどれほど大きいものかを物理的に表している。

言語の世界とて同じ。
己が天才では無いと自覚するならば、
微差の積分効果を活用し、
来る日も来る日を覚悟を決めて、
コツコツとやり続ける。
その先には、見た事が無い、別の景色が待っている。
その景色を見るために、今日もコツコツやり続ける。


【気付き】
大きなことができないのなら、
小さなこと、平凡なことでも構わない。
コツコツと毎日続けることである。
この平凡がやがて非凡に変わる。
非凡になるまでやり続ける。
ここに弱者が勝つための方程式がある。


【本日の名言】
誰も行ったことのない場所へ到達する
たった一つの方法は
誰でもできることを
誰よりもやり続けること
by イチロー


#習慣 #継続 #微差 #大差 #日記


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