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コーチングとAI 

キャリアをAIにコーチングしてもらった

LLM(大規模言語モデル)の進歩によりChatGPTやGoogleBardがリリースされAIを活用したコーチングの可能性と実現性が飛躍的に高まりました。

ChatGPT特にGPT-4を指定するとPromptの扱いに多少なれている方なら、有効なコーチングを受けることが現状すでに可能です。

実際のChatGPTでのコーチングサンプルを示します。(表示のため一部編集、内容は変更していません。)

Prompt 
#あなたは優秀なコーチです。私の話を傾聴し私が示すテーマに関し私をコーチングしてください。
ChatGPT
もちろん、よろしくお願いします。まず、どんなテーマに関してコーチングを受けたいのか教えてください。そして、そのテーマに関する現状、目標、挑戦点など、私に知っておくべき情報があれば教えてください。
Prompt
私が話したいテーマは自分のキャリアの作り方です。現状は会社が用意したポジションでOJTが中心のキャリアを積み重ねています。しかし今学んでいるスキルやコンピテンシーが他の企業で通用するものになるかに関して不安を持っています。世の中で価値のある人材となり、私の家族に安定した生活を提供出来るとともに、自分もやりがいを持って活動、成長できるようになりたいと思っているのです。このような状況で適切なキャリアに対する考え方やアプローチをコーチングしてください。
ChatGPT 
了解しました。あなたの気持ちや懸念をよく理解できます。キャリアの方向性や未来に対する不安は多くの人が抱える問題です。以下のステップに沿って、あなたのキャリアの方向性を見つめ直してみましょう。
外部の情報収集: 現在の産業やビジネスのトレンドを把握しましょう。どんなスキルや能力が求められているのか、どのような職種や業界が成長しているのかなどを調べてみることで、自分のスキルがどれだけ市場価値があるのかのヒントが得られます。
ギャップの確認: あなたが目指すキャリアと現在のスキルや経験の間にどのようなギャップがあるのかを確認します。これにより、次に何を学ぶべきか、どのような経験を積むべきかが明確になります。
ネットワーキング: 現在の業界や他の業界の人々とのネットワーキングを積極的に行いましょう。異なる背景や視点の人々との交流は、新しい視点や考え方、チャンスを得ることができます。
メンターシップ: あなたが尊敬する人や、あなたが目指すキャリアを持っている人にメンターとしてのアドバイスを求めることも有効です。彼らの経験や知識から学ぶことができます。
柔軟性の維持: キャリアの方向性やゴールは固定的ではなく、時とともに変わることがあります。常に自分の内面と外部環境との対話を持ち続け、柔軟に考えることが重要です

最後に、あなたのキャリアはあなた自身のものです。外部のプレッシャーや期待に振り回されず、自分の価値観や目標に基づいてキャリアを形成していくことが大切です。自分の内面と真摯に向き合いながら、一歩一歩前進していきましょう。

ChatGPT Plus GPT-4 Promptはクライアントの入力

ChatGPTの受け答えはクライアントのニーズを理解しそれに対し適切な質問や情報の提供をしています。
ここからより具体的ポイントにコーチングを進めていくことが可能です。

回答内容が多すぎると思えばPromptで伝えれば対応を変更してくれます。
検討項目を表で見やすく整理したければ以下のように作成してくれます。

ChatGPT Plus GPT-4

なかなか使えるいい感じだと思いませんか。しかし現状AIは感情をうまく扱えない部分があったり事柄にそった回答が多くなりがちなど完璧な訳ではありません。使う人によってその有効性は大きく変わります。

ChatGPTをコーチングで有効に活用するためには、利用方法のノウハウが多少なりとも必要であることと、頼ったり依存したりせず利用者が主体的に使いこなす(内容の正誤の判断も含め)ことが重要だと考えます。

シビラシステム[1]のようにChatGPTは価値観や判断基準は与えません。
主導権と責任は利用者であるクライアントにあります。
[1]シビラシステム アニメ『PSYCHO-PASS』より