戦略

アリババから逆輸入の通販テクノロジーの歴史【後編】

前回の続きですが、インターネット通販の
歴史についてまとめていきます。

2000年からスタートしますね!
よって約10年前になります。

10年前は、ECが大きく飛躍した
時代でした。

カタログからEC
への変換時期でもあります。

そのECとは、インターネットで
モノやサービスを売買することをさしています。

所謂、エレクトロニック・コマース
(electronic commerce)の略称がECです。

eコマースという呼び方もありますが、
私の定義は、単なる電子商取引ではなく、
ブランド化になっている電子商取引と
いう概念です。

私が勤めていた化粧品メーカーの
ブランド直販の業を指します。

ブランド直販とは、
単なる右から左ではなく、

価値を載せて魅せ方を工夫している
世界観があるニッチな直販メーカー
と位置付けています。

当初はまったく理解されなかった
インターネット通販やネットショップ

が一般化されるようになった背景には、
単品リピート通販と呼ばる

1つの商品を定期購入で販売する
スタイルが一般化になった頃で、

この単品リピート通販とEコマース型
に分類されて来ました。

猿でもわかるように定義すると、

単品リピート通販=物を定期で売る
Eコマース型=凄いという感動を売る

です。

現在ではごく当たり前のように
単品リピート通販やEコマースが
使われていますが、元を辿ると
こんな違いがありました。

むしろ、今では、物販と単品リピート通販と
とモール形と区分されているぐらいです。

つまりECは、インターネット上で
モノやサービスを売買すること行為全般をさします。

定期という売り方がなくなった(薄くなった)
ということになります。

今では、形がない無形の商品や
役務提供がメインのサービス、

ホテル予約サイトや電子書籍、
オンライン証券取引なども
ECを通して営業しています。

しかし、なぜこんなにもECは
広まったのでしょうか?

それはECが、実店舗での
営業に比べて多くのメリット
を持っているからなのです。

ECが持つメリットは、

・全国の顧客を相手にできること
・営業コストが低いこと
・自動化が可能なこと

の3つがあげられます。

まとめると
利便性が重視されていた、と
いうことです。

よって、実店舗がなくても
全国に販売できることは、当時の強みでした。


今は、実店舗で体験してもらい
ECサイトで実際の取り引きをするように
なっています。

中国人の爆買いが流行ったタイミングと
同じです。

まとめると
2000年頃は、ECサイトでは距離の制約
を受けないので、
利便性の追求がメリットになります。

そして、インターネットに
アクセスできる人すべてがお客様ということに
なります。

・土地
・建物
・電気・水道などライフライン
などの営業管理コストが実店舗では発生します。

しかしECサイトであれば、
大きな費用はサイトの制作費と運営費くらいです。


今では、ペライチのように無料で制作する
ことも可能なツールが沢山サービスとして
あるのでコストがかかりません。

無料化の波は拍車がかかり
最近ではほぼ無料でサイトだけではなく、
コンテンツも見れます。

よってフリー戦略がどんどん来ています。

インターネットでモノやサービスを売買すること
をECと呼ぶ中で、スマホにシフトしていく
変遷を忘れてはいけません。

スマートフォンを通して、
私たちが目にしているショッピングサイト
や情報サイトなど、
インターネットで商品を
販売しているものは全てECです。

ECは私たちの暮らしへと
溶け込んでいます。

日本は、
カタログ→チラシ→パソコン→ガラケー→スマホ

中国は、
パソコン→スマホ
と一気にショートカットをしているのです。

今では、リアルとデジタルを上手に
組合わせて成功した、アリババの
ニューリテール戦略を逆に
日本が取り入れている逆さまになって
います。

この流れこそ、Eコマース化
です。
つまり、前述の「凄いという感動を売る」
という流れをテクノロジーで補填している
ということです。

日本は、テクノロジーより先に
こころの「おもてなし」があった
という文化の違いだけです。

ちなみに、ニューリテール戦略とは、
アリババグループが提唱している
戦略のひとつですね。

モバイルインターネットと
データテノロジーを用いることで、
小売業のデジタルトランスフォーメーション(DX)
を実現することで、
オンラインとリアルを
融合させた新しい価値体験を提供する
戦略です。

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